基本の操作から教えなきゃ・・・

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今や多くの会社で、仕事をする上でパソコンは必需品となっている。普段は教えを請う側の若手社員が、パソコン操作に関しては年配の社員に教える側に、という光景は多くのオフィスで見られるのでは。

ところが、数年内に若手社員に頼れなくなる時代が到来してしまうかもしれない。何と、パソコンが使えない新入社員が増えているらしいのだ。

「1週間キーボード練習やPCの使い方講習」の会社も

IT系ニュースサイト「CNET Japan」に、「『スマホサイト以外で買い物は無理』-高校生は『スマホオンリー』」という記事が掲載された(2015年5月23日)。

今の10代の中には、「フォルダ」「クリック」「ドラッグアンドドロップ」といった言葉を知らない、パソコンのショッピングサイトでは買い方がわからない、パソコンでメールを送ったことがない、という人が増えてきているという。記事中には、「10代だけでなく、新入社員も同じようなもの」という話も。

「ある会社」の人事採用担当者の話として、「新入社員のほぼ全員がPCが使えないため、最初の1週間はキーボード練習やPCの使い方講習に明け暮れた」という事例を紹介。IT関連部門の新入社員も例外ではないという。

「PC使う仕事したくない」と宣言

驚いた人もいるかもしれないが、「新人がパソコンを使えない」という会社は意外と多いらしいのだ。

ツイッターを見てみると、先輩社員からこんな「被害報告」が。

「最近の新入社員は、PC触った事無いからPCを使う仕事をしたくないと平然と抜かしやがる」「ウチの新入社員にもpc触らせたくない人いるんだよな・・・勝手にコピーファイル増設してくし。(本人はどんな操作をしてコピーファイルが作られたか理解できてないから自分がやったと思ってない)今まで全くpc使わずに生きてきたんだろうなって思う位に基本的な操作がダメ。コピペすら知らなかった」「今まさに、PCが使えない新人さんに驚愕し、苦労して教えてる最中。キーボードを片手指一本で打ってるから、『両手使っていいんだよ』といったら『打てないんです』と言われた」「新人さんがエクセルのコピーとか貼り付けも出来ないレベルにパソコン使えなくて、ちょっと心折れそう」

年配の社員にパソコンを教え、新人にもパソコンを教え・・・気付いたら自分の仕事が山積み。中堅社員ばかりにそんな負荷がかかってしまう事態は避けたいものだが・・・。(MM)