静岡県袋井市と国際支援のNGOピースウィンズ・ジャパン(東京・世田谷)は8日、東海地震などの災害時の迅速な支援体制確立のため、10日に協定を結ぶと発表した。

 災害が発生した場合、ピースウィンズは緊急支援の現場で活動経験のある専門家(医療関係者や建築士など)を派遣し、大型テント「バルーンシェルター」を設置する。また、ヘリコプターや船を活用した援助物資の輸送なども適宜行う。

 静岡地震防災センターのデータによると、東海地震発生時には袋井市は約8割の地域が震度6〜7の強い揺れに襲われ、2万2000人が避難生活を送ると予想されている。

 ピースウィンズはこれまでにイランやインドネシア・スマトラ島など、地震災害地域の支援を世界各地で行ってきた。国内でも新潟県中越地震で小千谷市に「バルーンシェルター」を設置し、ピーク時には450名が避難所として利用した。

 ライブドア・ニュースの電話取材に対し、ピースウィンズ広報の三澤一孔さんは「災害発生前に自治体とNGOが支援協定を結ぶ例は極めて珍しいと思う。協定があれば、発生直後にすぐ活動に入れる」と協定のメリットを話した。【了】