ミーティングで“目力チェック”するハリル監督「目が私への返事」

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 全体ミーティングから始まって、ポジション別ミーティングにマンツーマンでの個別ミーティング……。3月の就任以来、数多くのミーティングを開いてきた日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が、ミーティングで選手の“目力チェック”に重きを置いていることを明かした。

 イラク戦前日会見で指揮官は「ディスカッションで私は選手の目をよく見る。目が私への返事だ」と持論を展開。「選手も私の目を見ている。しかし、何人かの選手はまだブラジルW杯やアジア杯の記憶を引きずっている」と指摘した。

 これには威勢の良さで鳴らすDF槙野智章(浦和)も「監督は(自分が)しゃべっているときも選手の顔をうかがっている。監督の目力はすごい」と、ややもすれば選手たちが押し込まれ気味であることを吐露。「監督は僕らにも“目で分かる”と言っている。“今は不満を持っている選手も何人かいることがうかがえる”とも言っていた。僕は“聞いていますよ”という目を見せているので大丈夫だと思うけど……」とタジタジムードで苦笑いだ。

 初陣合宿となった3月に比べ、ミーティングの回数も増えているという。MF長谷部誠(フランクフルト)は「3月は1時間くらいやっていた。今回は長くて30分だけど、回数が多い」と説明。1回のミーティングのテーマも、相手の良いところを集めたビデオを用いたものから始まり、日本の良いところ、相手の弱点、日本の弱点など、実に事細か。「これほど回数を多くやる監督は初めて」と目を丸くする。

「監督のひと言ひと言のメッセージに突き刺さることは多いし、要求は毎回高くなっている」と槙野。押し出しの強いハリル流で日本を変えていこうとしている。

(取材・文 矢内由美子)


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