ベータカロテンと聞いて、どんな野菜を思い浮かべますか? にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー、トマトと、私たちにも馴染みの緑黄色野菜にベータカロテンは多く含まれています。でも緑黄色野菜をあまり食べない、という人は意外に多いようです。ベータカロテンは体内に入ると“ビタミンA”に変わり、体のあらゆるところに有益な作用をもたらします。今回は、健康意識が高い人ほど摂取している「ベータカロテン」の仕組みと効果についてご紹介しましょう。

ベータカロテンってどんな成分?

ベータカロテンは1930年頃に発見された栄養素です。ベータカロテンが含まれている食材は、にんじんやかぼちゃ、トマトといった緑黄色野菜の他、みかんやスイカといったフルーツなどにも含まれます。ベータカロテンを摂取すると、3分の1が小腸に吸収され、残りは脂肪組織に蓄えられます。脂肪組織を強力な抗酸化作用で守り、十分な働きを終えた後に、ビタミンAへと変身。ベータカロテンとして役目を果たした後も、別の栄養素へと代わり、カラダをサポートしてくれるという優れた栄養素なのです!

ベータカロテンの効果効能

(1) 夜盲症予防

夜盲症は夜になった途端に視力が低下し、周囲がみえづらくなる病気。この夜盲症に効果を発揮するとされているのがビタミンAです。ベータカロテンからつくられるビタミンAによって、正常な視力を保つことができ、視力低下そのものを抑制してくれます。パソコン作業の多い現代人にとっては必須栄養素といえますね。

(2) 風邪予防

ベータカロテンから変身したビタミンAは、粘膜を丈夫にする働きも持ち合わせています。口、鼻、のど、肺、胃や腸の粘膜を保護してくれるため、風邪やインフルエンザの予防にも効果あり! 臓器の粘膜を丈夫(保護)にしたいときは、ベータカロテンを積極的に摂取しましょう。

そういえば緑黄色野菜をあまり食べていない、という人はさっそく今日から積極的に食べて、体を守ってくださいね。


writer:山口 恵理香