右膝不安が解消されてきた山口「ポジション争いに勝っていきたい」

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 J2からただ一人のハリルジャパン入りが続いているMF山口蛍(C大阪)が定位置確保に意欲を見せた。

 ハリルジャパンの初陣となった3月27日のチュニジア戦ではダブルボランチの一角として先発。球際の強さや豊富な運動量といった持ち味を随所に出しながら後半39分までプレーし、2-0の勝利に貢献した。

 とはいえ、そのころはまだ昨年9月に手術した右膝に不安が残った状態で、「練習外の時間にプラスアルファで練習すると水がたまったり、腫れたりする」と話していた。5月に行われた国内組によるミニ合宿の際も、2日目は大事を取って別メニュー調整となっていた。

 しかし、今回は状態が格段に向上している。所属のC大阪ではここまでのJ2リーグ全17試合中16試合にフル出場。国際Aマッチデーと日程の重なった3月29日の第4節以外はすべて出場しており、「試合数をこなしてきているから、前回よりは良くなってきている。今はそこまで不安はない状態」と自信の口調だ。

 C大阪が現在9位と振るわないことで表情に多少の陰りを見せながらも、「チームがあまりうまくいっていなかったが、それをこっちに持ってくるわけではない。そこはしっかり割り切ってやっていきたい」と気持ちの切り替えも万全だ。

 ブラジルW杯の予選はロンドン五輪を目指すアンダー世代の日本代表として戦っており、16日のシンガポール戦(埼玉)に出場すれば、初のW杯予選となる。

「W杯予選は初めてなので、どういうふうになるかあまり分からないが、少しでもチームの力になれたらいい」と意気込む山口。「予選の緊張感というのはミーティングでも感じられるし、監督も『全部勝ちたい』と言っていたので、自分たちもその覚悟でやっていきたい」と力強い言葉で締めくくった。

(取材・文 矢内由美子)


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