Doctors Me(ドクターズミー)- パパも産後うつに…「パタニティブルー」って知ってる?

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産後うつはママだけじゃない。

産後間もなくして、やる気がでなかったり、突然悲しい気持ちになったりすることを「マタニティブルー」と呼びます。しかしその一方、パパも育児ブルーになるってご存知ですか?

今回はその「パタニティブルー」について医師に聞いてみました。

Q1. パタニティブルーとは、どのような症状なのでしょうか?

母親が出産後などに自信喪失や涙もろさ、イライラ感に襲われるのがマタニティブルーですが、それの言わば父親版がパタニティブルーです。赤ちゃんの誕生から3〜6カ月の父親で、うつの症状が見られる確率は26%近くに上ると言われています

Q2. 原因は何が考えられますか?

産後に起こる生活環境の変化への準備不足と言われています。女性は妊娠期間中に徐々に子育てへの気持ちを準備していきますが、男性はそうではありません。また妻からかまってもらえない状態が増えることや、男性の育休取得が注目されている中、仕事との両立の難しさや周囲の無理解から孤独を感じてしまうことも原因として考えられます。

Q3. どんな人(性格など)がなりやすいのでしょうか??

頑張りすぎてしまう人がなりやすいようです。人生における役割が変わったという認識や、金銭的な負担、友人や社会から切り離されること、睡眠不足などにより疲れてしまいます。

Q4. 自分の旦那がパタニティブルーになったとき、どう対処すればよいのでしょうか?

マタニティブルーの場合と同様、子育てには周囲の理解と協力が必要です。休日、家で寝ているばかりいると、奥さんもその様子を見てイライラしてしまい、つい旦那さんを起こしがちになっていまいますが、ここはじっと見守って、起きるまで寝かしてあげてください。無理やり起こしたり、外出を促したりはしないようにしましょう

Q5:予防策などあれば教えてください。

慣れない夫にとっては、育児も家事も何をしたらよいのかも解らないので、サポートしてほしいことをはっきりと伝えることが大事です。「言わなくてもわかるはず」ではなく、「〜をやってほしい」と具体的に伝えましょう。互いのサポートに感謝の言葉を言うように心がけましょう。不満より先に「いつもありがとう」を言えるといいですね。

また、短くてもいいので夫婦だけの時間を持つことも大切です。子育て中に悩むのは親として当然と受け止め、夫婦でコミュニケーションを取り、互いの気持ちに共感し合えば、絆を深めるチャンスとなります。

Q6:もしパタニティブルーになったとき、それを柔らげたり、解消したりする方法はあるのでしょうか?

自分だけの時間を作ることです。一人の時間を作って考える時間にしたり、自分の好きなことをしたりしてリフレッシュできるといいですね。もちろん子育てをママに任せっぱなしで自分だけが一人になるのではなく、ママにも一人になってもらえるように自分が子どもの面倒をみる時間も作ることが大切です。
また、家族皆で休日に出かけ、気晴らしするなど家族で楽しめることがあるといいですね。

まだ日本の多くの職場は「男性も子育てをしながら働ける環境にある」とは言い難い状況にあります。「育児は母親の役割」「キャリアに傷がつくぞ」と言われたり、育児関連制度利用をさせてもらえなかったり、といった子育て関連ハラスメントを受けている人も多いようです。男性も育児に参加しやすい環境を整備することも重要だと考えます。