【夢占い】吉凶を占う!犯罪にまつわる夢4つ

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・・・百貨店へ行くと、らせん階段を上った先に大きなフロアの本屋があります。そこで立ち読みをしていると、遠くで「万引きだろ」という押し問答が始まり、私は「たいへんだな・・・」と他人事でかまえています。その時、手に取った本が床に落ち、それをしゃがんで拾い上げると大きな人の影がかかります。見上げると、逆光で顔の見えない大男が「犯人はおまえだろう」と言うのです。そこで唐突に夢は終わります。今では見なくなりましたが、就職活動をしている時期、頻繁に見ていた夢です。

これはある女性会社員の実例ですが、万引き犯に疑われる夢は、その当時のストレスやプレッシャーを反映するイメージになっています。他人事と思っていたことが、いつの間にか現実の自分に降りかかり、たいしたことではないだろうと漫然とかまえていた楽観主義を内省しています。焦りも募り、社会参加を促すかたちになっています。では、犯罪にまつわるいくつかのシンボルをご紹介しましょう。

万引きの夢

万引きをする夢は、気おくれや気疲れ、プレッシャーや焦りなど、現状の心の葛藤を反映します。また、万引き犯として疑われる夢もほぼ同様に、精神的な葛藤をあらわし、現状の焦りやストレスを反映します。

■犯人・犯罪者の夢

犯人が恋人や身近な人の場合、彼らとのコミュニケーションにおいて、精神的な束縛があることをあらわします。また、相手との距離や気持ちの隔たりをあらわします。犯人や犯罪者が見知らぬ男性であれば、対人不安、または対人的な葛藤を反映します。異性の犯罪者は現状のコミュニケーションの不自由さをあらわします。

■逮捕される夢

・・・家の周囲で殺人事件が起こり、私の家に男性の刑事がやってきました。最初はリビングで両親が応対していたのですが、刑事さんが私の部屋を見たいと言うので、慌てて散らかった部屋を片付けようとクローゼットを開けたら、青白い女性が裸でうずくまっていて、おそらくもう死んでいるようです。振り返る間もなく、「じゃあ、行こうか」といつの間にかやってきた刑事に腕をつかまれ、横で母の号泣する声が聞こえてきました。

これは当時21才の女性の実例ですが、実は彼女は数年に渡ってニート生活を送っていました。この夢は、このままではいけないので働こうと、いろいろな仕事の面接を受けている最中に見たものです。この夢を見てまもなく就職先が見つかりました。逮捕されるのは、社会とかかわり、社会のルールに従うことを意味します。社会との関わり方が見つからない状況では、逮捕を逃れようと逃走する試行錯誤の夢を見ます。夢の中で逮捕されることによって、実際に社会とかかわることになります。警察に逮捕される夢は、そのような身辺変化、現実生活の変化を暗示します。

■収監される夢

あなた自身が警察に収監される夢は、身動きのとれない不自由な状況、思いがけない窮地・トラブルを暗示することがあるので要注意です。実際に犯罪に巻き込まれることを暗示するものではありませんが、身近なところで起こる思わぬトラブル、不測の事態、それによって自身の身辺が不自由になる状況を暗示することがあります。

■犯罪の夢はあなたと社会との関わりをあらわす

犯罪にまつわる夢を見たからといって、犯罪に巻き込まれることを暗示するものではありません。冒頭の「万引き犯」の夢では、大男はその時期のプレッシャーを、犯人扱いされるのは、自分は犯人ではないという主張(=自己アピール)をしなければならない(=内定がもらえない・採用されない)強い焦りを、万引き・犯罪のイメージは「現実社会のルール」をそれぞれ象徴します。社会との関わりをこのようなかたちであらわします。

(梶原まさゆめ/ハウコレ)