初夏が旬のそら豆は、みずみずしい緑色が鮮やかでサラダや煮物に爽やかな食感を加えてくれる食材です。ビタミンB群・脂質であるレシチン・ミネラルが豊富で疲労回復、動脈硬化や高血圧の予防、肝機能アップ、便秘解消に効能があると言われています。ここではそら豆の栄養素と健康との関係についてご紹介します。

そら豆のプチ知識

そら豆はさやが空に向かって育つので「空豆」と言われるようになったそうです。蚕(カイコ)の繭の形に似ていることから「蚕豆」と書かれることもあります。食用にされるのはまだ熟していない豆です。鮮度がすぐに低下してしまうので早めに食べることをおすすめします。さやの中に入れたままで豆を保存すると鮮度が保たれます。さやについている黒い筋は「お羽黒」と呼ばれます。これは付けたままにして置いたほうが調理の際、火の通りが良くなります。

そら豆に含まれる栄養とは?

そら豆にはたんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質は皮膚や髪など体を構成する重要な物質で、肝機能を守る役割を果たします。お酒のおつまみにはぜひそら豆を選んでください。ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどのビタミンも豊富。ビタミンB1は糖質を分解して、疲労の原因となる乳酸の蓄積を防ぎます。ビタミンB2は、過酸化脂質の生成を防ぎ、血管を若々しく保ちます。ビタミンCは疲労回復や肌荒れに効き、風邪の予防効果もあります。そら豆は血中のコレステロールの酸化を防ぐレシチンという成分を含んでいるため、動脈硬化の予防に効果的です。カリウムや鉄などのミネラルも豊富ですので、むくみ や貧血が気になる方、高血圧の方にもおすすめの食材と言えます。特にむくみがひどいときは、3年以上乾燥させたそら豆を煎じて飲む方法が推奨されています。食物繊維は腸内の不要物を排出する働きがありますから、便秘を解消したい人は食事メニューに摂り入れてみてくださいね。


writer:松尾真佐代