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『主観・客観』パブリックジャーナリスト研修レポート

2005年03月08日10時05分 / 提供:PJ

pj
『客観』レポート。3月6日、六本木ヒルズのライブドア本社にて行なわれたパブリック・ジャーナリスト(PJ)研修に、個人ビデオジャーナリストの神田敏晶氏が参加した。神田氏の名前は、個人ビデオ・ジャーナリストとしての活動よりもセグウェイの一般道の走行により逮捕されたということで知っている人が多いのかもしれない。

 その他、学生、パソコンインストラクター、システム関係者、子育ての終わった主婦、大学の先生、個人ブロガー、フリーランスのライター、リタイアー組みの男性などさまざまな人たちが20数名集まった。

 研修の内容は、ジャーナリストとしての矜持のもとになる重要なことがらで、「大学では1年間で学ぶ内容を1日にはしょって伝えたので、聴くほうも大変だったでしょう」と講師の小田氏は参加者をねぎらった。

 ライブドア・ニュースセンターによると、PJの登録者は現在約100名とのことで、おさびしい限りの現在の記事の本数も次第に改善されるだろうとのこと。パブリック・ジャーナリズムの成り行きが注目さる。

 『主観』レポート。スポンタ中村です。個人ブロガーの私はPJ研修に行ってきました。ライブドアのこのPJニュース欄を読んでいる人も、パブリックジャーナリストの記事を読みたいというのではなく、PJニュースをはじめたライブドアを擁護すべきか、批判すべきか見極めるために見ている人がほとんどだと思う。

 産経新聞関係の人は、PJニュースのサイトを見て、「こりゃ素人だ。どうにもならん」「ホリエモンはM&Aはうまいのかもしれないが、その実力はあんなものだ」と見下しているかもしれない。

 インターネットに詳しい人は、PJを募集なんかしないで、個人ブログにリンクをはったらいいと思うだろう。否、掲示板でもいいんじゃないか。他にも、ALL ABOUT JAPANのようにガイドを一般公募して、有用コンテンツにリンクをはるという手もあるぞ。…と。

 プロのジャーナリストの人たちは、素人の書いた記事なんかヘタクソで読めたものじゃない、パブリックジャーナリストなんて理想の産物だ、とライブドアの愚挙と決め付けているかもしれない。だが、ほんとうにそうなのだろうか…。

 はっきり言えば、私にもほんとうのところはよく分からない。ブログにしても、人気ブログになると100も200もコメントやTBが載せられ、ブログの本来の機能を失っている。ユーザーにっとって有用な情報に手軽に行けるための障害は多い。コメントやトラックバックではない旧来の手法でニュースメディアをつくる意図はそれなりにある。

 素人が情報を発信するのは無理かといえば、報道写真のことを考えてみればいい。決定的写真であれば、携帯電話で撮影した写真であっても、マスコミに登場できる。記事・文章も同じこと。

 時代を経てのっこている言葉というのは、ほとんどが記者の書いた言葉ではなく、当事者が書いた言葉。水泳選手の「生きててよかった」や「チョー気持ちいい」なんてのはその例。だから、反論しようとすればなんとでもいえる…。

 パブリック・ジャーナリズムの主催者ともいえる小田氏の話では、「堀江氏は関心はコストが主。運営・内容にはノータッチ」で、PJという概念も小田氏が持ってきたという。もともと東京大学の研究所でパブリック・ジャーナリズムをやりたいと思っていたが、思うにまかせず、たまたまライブドアで実現しただけのことだそうだ。

 さて、ホリエモンに注目して、パブリック・ジャーナリズムを鑑別してやろうと思っている読者のみなさん。これだけの情報でどうみますか。ホリエモンに賛成・反対。パブリックジャーナリストに賛成・反対。…オブジェクション!

 PJの仕組みを先導する小田氏をはじめニュースセンターの社員たちは、通信社や新聞社での長い経験を持ち、結果として旧来のプレスのあり方をひきづっているという考え方もできます。事実、研修は旧来のマスコミ人が持っているべき最低限のモラルについてなされたました。

 現在のおさびしい限りの記事の数も、そうしたインターネット的でないものに失望して、研修に参加したものの記事をあげない参加者も多いのではないでしょうか。勿論、私も彼らの行動がいまのマスメディアに憂慮しての活動であって、21世紀のインターネットとプレスの関係を構築するためのものではないことを感じています。でも、それはそれでいいのです。

 インターネットの未来を構築したい人間と、今の従来のメディアの腐敗を許せなくなった人が手を組む。それがとりあえず2005年3月のパブリック・ジャーナリズムということなのだと思うのです。

 21世紀も半ばになれば、ホリエモンなるムーブメントが時代の大きなターニングポイントだと振り返られることは誰の目にも明らか。(成功者か敗者かは分らないが…)ならば、同時代人として、ぜひPJになることの意味は大きい。

 ホリエモンに反対でも賛成でも、そんなことはどうでもいい。同時代人として生きていることを痛感したいなら、ぜひともPJになって、記事を書くべきだ。
私の拙い人間洞察力によれば、PJ担当の小田氏も、ライブドア・ニュースセンター長の佐藤氏もそういう包容力はある。信頼していい。

 問題はビジネスとして成立するかではない。いかに個として21世紀に生き、社会とどう関わっていくかだ。21世紀は傍観者であることを許さない。そういう厳しい時代がやってきているのだと思う。【了】

※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 中村厚一郎(スポンタ)

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