Doctors Me(ドクターズミー)- 普通分娩ができない!? 「児頭骨盤不均衡」って何?

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「児頭骨盤不均衡」。読んで字のごとく、児頭、つまり赤ちゃんの頭とお母さんの骨盤が釣り合わない状態を指します。つまり、赤ちゃんの頭がお母さんの骨盤に比べて大きすぎるため、分娩の際に赤ちゃんの頭がお母さんの骨盤を通り抜けることができず、引っかかって経膣分娩が困難になるのです。

この場合、帝王切開で骨盤を通さずに赤ちゃんを取り出す方法が選択されます。

■ 小柄な女性に多い!?


原因としてよくあるのが、身長150儖焚爾両柄なお母さんで、生まれつき骨盤が狭いということ。もちろん、赤ちゃんもお母さん同様小柄で、頭の直径が小さめだったり、背は低いけれど骨盤は広く、しっかりしているというお母さんもいるので例外はたくさんあります。

また、身長160儖幣紊里母さんだと児頭骨盤不均衡は起きにくいとも言われていますが、骨盤が極端に狭いモデルさんのような体型であったり、反対に赤ちゃんがとても大きい、といった場合にはもちろん、児頭骨盤不均衡が起こることがあります。

■ いつ、判明するものなの?

児頭骨盤不均衡の場合は、妊婦健診の中で指摘されることが多く、赤ちゃんの成長具合を見て、帝王切開になりそうだと妊娠の比較的早い時期から、あらかじめいわれる場合があります。

しかし、いざ出産が近くなって、赤ちゃんが急激に成長したり、分娩直前になっても赤ちゃんの頭が骨盤内に降りてきて固定する兆候がなかったり、また分娩時に今までエコーで見ていた赤ちゃんのようすよりも実際には大きいということが初めて分かった場合、児頭骨盤不均衡のために急遽、帝王切開になる、ということも。

※エコーなどの画像検査は誤差があり、赤ちゃんの頭囲・身長体重などはあくまで目安でしかないため、このようなことは実際よく起こります。

【医師からのアドバイス】

まず、病気ではありませんので、ご安心を。児頭骨盤不均衡は、あくまでお母さんの骨盤と赤ちゃんの頭の大きさのバランスによるもので、帝王切開で出産すれば何の問題もないことがほとんどなので、既に指摘されている方も、あまり心配せず分娩に臨んでくださいね。

また、特に何も指摘されていないお母さんも、医学的な理由で緊急帝王切開になることは意外とよくあることですから、ちょっとだけ心の準備をしておくと安心と思います。