Doctors Me(ドクターズミー)- 妊婦のトラブル! B群溶連菌にご注意

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感染症から自身をしっかり守ろう

妊娠中は、さまざまな感染症から身を守る必要があります。そのため、予防手段は、いち早く身につけ、そしてしっかり自己防衛することが大切です。

そんな、妊娠期に特に気をつけたいのが、B群溶血性レンサ菌(GBS)。これは、定期的に妊婦検診を受け手いれば、妊娠33〜37週に感染の有無を調べる検査を受けられることが多いようです。

妊娠中のGBS感染は、何が問題なの?


[問題1]前期破水や早産の原因に
GBSとは、じつは膣の中に常在する細菌のこと。妊婦以外では、膀胱炎などの尿路感染症でも起こさない限り、問題となることは少ない菌です。しかし、妊娠中にひとたび胎内感染してしまうと、子宮を包む卵膜に炎症を引き起こす絨毛膜羊膜炎になり、前期破水や早産を引き起こします。

[問題2]赤ちゃんの命に関わる!?
経膣分娩の際、産道がGBSに感染しているのに気がつかずに出産すると、赤ちゃんにまで感染。それが、敗血症、髄膜炎、肺炎といった重度の症状を引き起こしてしまうのです。それは、赤ちゃんの命に関わる問題になります。早期発見できれば、抗菌薬を投与しますが、楽観できない状態が続くでしょう。GBSの大きな問題は、この母から子への感染なのです。

子どもへのGBS感染には、2種類ある

1:早発型(出生後7日までに発症)
致死率が高いのが特徴。
2:遅発型(出生後7日以降に発症)
退院してから症状が出てくるので、家族が気をつけなければいけません。

妊娠後期に感染が判明した場合……

抗菌薬を点滴してお産にのぞみます。感染しているからといって、帝王切開になるというわけではありません。陣痛が始まったら、点滴を準備して、お産が終わるまで点滴を続けて、赤ちゃんへの感染を予防します。

大切なのは、分娩時に感染させないこと

分娩時に感染予防すれば、生まれてくる赤ちゃんに感染する可能性は極めて低くなります。そのためにも、妊娠後期には必ず検査を受けるようにしましょう。