プロ16人が年末までの日本株をズバリ大予測! 日経平均株価はどこまで上がり、どこまで下がるのか?

写真拡大

日経平均株価は5月上旬の1万9000円台前半までの下落以降、再び2万円台を回復し上昇が続いている。連日の上昇で過熱感も出て来た日本株だが、今後はどうなるのか。日本株予測について定評があるプロ16人に2015年年末までの日本株予測を聞いた。

2000年3月の高値2万809円超えがポイント!
7〜8月の米国の利上げでの連れ安は要注意

 欧州や中国などの金融緩和の影響もあり、4月には15年ぶりに日経平均株価が2万円を超えた。その後、世界経済の停滞を懸念する声も聞かれるようになり、5月上旬には日経平均株価は1万9000円台前半まで下落した。しかし、セルインメイ(5月には売られる)の格言とは裏腹に、日経平均株価は年初来高値を更新し続けている。

 日本株はまだまだ上がるのか、あるいは大きく下落へと転じるのか。昨年末と3月初旬に15年の日本株予測を聞いたプロ16人に改めて聞いてみた。

 まずは、安値予測から見ていきたいが、今後の株価の安値は5〜6月と考えるプロが5人と最多だった。主な理由としては、5月に入り本格化した日本企業の決算が、アナリストなどの事前予測に対して、今年も保守的な業績予想となっていることが挙げられる。さらに、政権交代により再燃したギリシャの財政問題や、「日本株をかなり買っているヘッジファンドが決算を前にまとまった売りを出す可能性がある」(グローバルリンク・アドバイザーズの戸松信博さん)といった波乱要因を挙げるプロも。

 次に多かったのが7〜8月に安値をつけるとの予測だ。これは、米国の利上げに対する懸念だ。現状、利上げの時期を9月と予測する市場関係者が多く、その1〜2カ月前から株価が調整するというシナリオだ。さらに、「新興国の景気減速を背景に調整局面を迎える」(松井証券の窪田朋一郎さん)といった指摘にも要注意だ。

 では、どこまで株価が下がるのだろうか。アナリスト16人の平均はズバリ1万7944円。これよりさらに下を予測したのは4人だけだった。

秋以降に高値を付けるとの予想が多く
高値の平均も2万2212円へとアップ!

 一方で、高値はどうか。年後半と予測するプロが多く、長期的な経済見通しに定評がある三菱UFJモルガン・スタンレー証券景気循環研究所の嶋中雄二さんは「米国の利上げやギリシャ問題などで、大幅な株価調整の可能性もあるが、日銀をはじめ、政策当局が適切に対処すれば、夏頃には底を打って再び力強い上昇基調に戻る」と見ている。

 高値予測の平均は2万2212円で、3月初旬の予測と比べて、500円以上アップした。大和住銀投信投資顧問の門司総一郎さんは「世界景気の回復や企業業績の好調、成長戦略の進展で、年末には2万6000円まで上昇する可能性もある」と、前回調査に引き続き強気のスタンスを維持している。

 一方で、日本株全体の上昇幅は小さいと予測するのがUBS証券の居林通さん。「今後は個別銘柄の選定がより重要になる。注目は株主還元策を強化する株」と指摘する。

 今後は、最悪1万8000円台までの下落を頭の片隅で意識しながら、資金を何回かに分けて下落局面で買い、年後半の株高を待つのがメインシナリオと言えそうだ。

 このように状況を受けて、株を買うには少し勇気がいるが指をくわえて眺めているのもちょっと…、という人向けに、今発売中のダイヤモンド・ザイ7月号には「下落に強い&上昇余力大の10万円株」を掲載している。下落に強いしっかりとした理由を持つ、高配当株、株主優待株、業績好調株が満載だ。中には5万円以下で買える株が13銘柄も。このほか「勝ち組のサラリーマン、退職者、主婦たちの株で億を作った必勝法」や「個人投資家大調査!儲けた人と損した人の分岐点」には、負けない投資、儲ける投資の秘訣が満載なので、ぜひ読んでみてほしい。