盛りあげよう!東京パラリンピック2020(27)

 東京オリンピック・パラリンピックまであと5年。東京パラリンピックを盛り上げ、楽しむための基礎知識として、ここまで11競技の紹介を行なってきた。4回目となる今回は、水泳、馬術、射撃、カヌー、ローイング(ボート)を紹介していく。

■水泳:障がいによっては、水中からのスタートが認められているなど、障がいの程度、種類によってルールが違う水泳。視覚障がいの選手は、ターンやゴールで壁に激突してしまう可能性があるため、コーチなどがタッピングバーで選手の身体のどこかに触れて、タイミングを知らせる。選手との息が合っていないとタイムにも影響が出る。写真はロンドンパラリンピック背泳ぎで金メダルを獲得した秋山里奈さん(現在は引退)/撮影:2012ロンドンパラリンピック

■馬術:人馬一体となって行なうのは、健常者の馬術競技と同じ。また、男女の区別なく同じ条件のもとで競い合う。規定演技である「チャンピオンシップテスト」と、音楽に合わせて演技を進める「フリースタイルテスト」の2種目がある。グレード(レベル)はIa、Ib、II、III、IVの5つに分けられており、数字の小さいほうが障がいが重い。/撮影:2012ロンドンパラリンピック

■射撃:ライフルまたはピストルを使用して、規定の射撃数を行ない、得点を競う。標的までの距離は、10m、20m、25mの3通り。さらに、射撃姿勢、銃の種類によって12種目に分けられる。1発10点で、10点満点を連続で出すハイレベルな戦いになることが多く、選手には大きなプレッシャーがかかる。そこでいかに平常心を保てるかがカギとなる競技である。/撮影:2002釜山フェスピック

■カヌー:2016年のリオパラリンピックから正式種目になるカヌー競技。主に下半身に障がいのある選手が出場している。200mをタイムトライアルで戦うが、予想以上の速さが見所だ。パラマウントチャレンジカヌー(最高のチャレンジができるカヌー)と呼ばれることもある。/撮影:2015年海外派遣選手選考会

■ローイング(ボート):2008年の北京大会から正式種目となったローイング。1人乗り、2人乗り、4人乗り(+舵手の健常者)の3種類があり、その中でさらに障がいの程度によって3クラスに分けられる。視覚障がいの選手と、上下肢に障がいがある選手など、障がいの違う選手が同じボートに乗って共に戦う。1000mを競漕し順位を決める。/撮影:2010年アジアパラ競技大会

 ここまでで22競技中16競技を紹介してきた。2020年東京パラリンピックを迎えるまでに、ひとつでも「面白そうだな」と思える競技を発見してもらえたらうれしい限りです。

スポルティーバ●文 text by Sportiva