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 Windows7以上を持っているユーザーには、一年間無料で提供されることが発表されて話題を呼んでいるマイクロソフトの最新OS「Windows10」。最新版がタダで手に入れられるという驚きと同じくらい疑問なのが、何故「9」じゃなくていきなり「10」が出るのかということだ。

 9が飛ばされた謎について、最近まで米国のITヲタクの間ではこんな噂が飛び交っていた。「9が日本では不吉な数字だったからだ-」。

 彼らによると「マイクロソフトにとって日本は、正規版を大量に購入してくれる大事なお得意様の一人。その日本で縁起が悪い数とされる9をあえて飛ばしたのでは」というのだ。

 「商業において忌み数を避けるという文化は昔から存在した。ホテルや駐車場で4番が飛ばされているのはよく目にする光景だし、トレンドマイクロ社の『ウイルスバスター』にも9がないが、同様の理由から飛ばされたと言われている」(ITライター)

 しかし、4や9が縁起が悪いとされているのは漢字文化圏に限ったこと。西洋圏では13、イタリアでは17が嫌われるなど、忌み数の数は国によって異なる。日本のためだけに全世界で発売されるWindows9が消えたとは考えにくいのだ。

 そこにもう一つの有力な説がある。「誤作動を起こす可能性を避けた」というものだ。

 「世の中に出回っているソフトウェアの多くで、Windows9を同じ9から始まる95や98と誤判定してしまうプログラムコードが多数存在していることがマイクロソフトの社内調査で明らかになったというリークが、アメリカのニュースサイトなどで伝えられた。恐らくこの説が真相だろう」(同)

 コンピュータのプログラムでは前方一致という検索手法が広く使われている。乗換案内のソフトなどで「新宿」と入力した際に、「新宿西口」や「新宿三丁目」など「新宿」から始まる他の候補駅が自動的に出てきてくれるのは、この前方一致という手法がプログラムに組み込まれているからだ。このプログラムコードで作られたソフトでは最新のWindows9を95や98と誤認して、エラーが頻発する可能性がある。強制終了が頻発するOSになるくらいなら、いっそ9をすっ飛ばしてしまえということだ。

 9が消えた真相は「Winodws20」が出るころに証明されるだろう。2000と誤判定される可能性がある20は飛ばされる運命にあるからだ。(明大昭平)