逆流性食道炎の代表的な症状は、胸やけや胃もたれ、胸が詰まったような感じです。食べ過ぎた日の翌日の胸やけや胃もたれも、単なる胃の不調ではなく逆流性食道炎かもしれません。

逆流性食道炎ってどんな病気?

口から食べたものは、食道を通って胃に入り、胃の中で消化されます。通常、胃に入ったものが食道に戻ってくることはありません。これは、強力な胃酸で食道が傷つけられないように、食道と胃の間に逆流しないシステムがあるためです。何らかの原因でこのシステムが機能しなくなると、胃酸や消化中の食べ物が食道に戻って食道が炎症を起こします。これが逆流性食道炎です。

こんな症状は逆流性食道炎かもしれない!

逆流性食道炎の症状は胃の不調と間違えやすいため、なかなか気付きにくいものです。次のような症状があったら逆流性食道炎を疑ってください。

食後に胸やけや胃もたれが起きる食後気持ち悪くなることがあるノドがヒリヒリするなどの違和感がある胃酸の苦味がノドから上がってくることがあるつっかえるような感じがあり上手く飲みこめない脂肪やたんぱく質の摂り過ぎも逆流性食道炎の原因に

食べたものが胃から食道に逆流しないようにしているのは、胃と食道の間にある筋肉の働きです。ものを食べるとこの筋肉が開いて食べ物を胃に流しますが、その後キュッと閉まって逆流を防いでいるのです。この筋肉は脂肪分やたんぱく質の多い食事によって緩んでしまいます。食生活の欧米化も逆流性食道炎になる人が多くなっている原因のひとつです。

肥満だって逆流性食道炎の原因になる

油っぽい食事が好きな人は逆流性食道炎になりやすいと言えますが、それだけではありません。肥満でお腹がぽっこりしてしまうと、お腹の脂肪の圧力で胃が押し上げられ逆流しやすくなります。腰が曲がって猫背の状態も、お腹の圧力が増すので逆流性食道炎になりやすくなります。

もし逆流性食道炎になったら……日常生活でできること

逆流性食道炎は薬による治療が中心です。もし、逆流性食道炎かもしれないと思ったら、早めに医師の診察を受けましょう。症状を繰り返したり、ひどくなってしまった場合は手術が必要です。そうならないために日常生活でできることをご紹介。脂肪だけでなく、アルコールや刺激が強い香辛料などは控えましょう。コーヒーのカフェインも胃酸の分泌を促進するのでほどほどに。できるだけ腹圧を掛けないように、肥満を防ぐのはもちろんですが、前かがみの姿勢を避けるのもポイントです。


writer:岩田かほり