2度目の大会制覇、9年ぶりに新潟で優勝を果たした(撮影:ALBA)

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<ヨネックスレディスゴルフトーナメント 最終日◇7日◇ヨネックスカントリークラブ(6,352ヤード・パー72)>
 勝負の行方は最終ホールまでもつれた「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」。その最終ホールで笑顔を弾けさせたのは、大山志保だった。

 出だしから大山らしさ全開のラウンドとなった。バーディを決めればガッツポーズ、パットを外しうなだれるなど身体全体で感情を表現。極めつけは6番パー5。2メートルのバーディパットをねじ込むと優勝したかのようなバンザイ。バウンスバックに感情を爆発させた。
 迎えた13番でチャンスにつけて頭1つ抜け出す絶好のチャンス。しかし、これを外し「今日は私の日ではないんじゃないか」という弱気の思いが頭をよぎった。いつもここから崩れる大山だが、今日はずるずると行かなかった。続く14番のバーディパットを外した折り返しのパーパットで「今週このくらいの距離を何度も外していたな」と嫌な予感がよぎるもきっちりパーをセーブ。「これを決められたんだし、まだ私にもチャンスはある」。弱気な気持ちを1ホールで断ち切った。
 そこからはパーを並べ後続の表、テレサ・ルー(台湾)に1打差をつけて迎えた最終ホール。「プレーオフは嫌だからイーグルを獲りたいという気持ちが強すぎて…身体が起き上がってしまった」と気持ちが空回り。ティショットはあわや池ポチャかというほど右に曲げた。それでも、サードショットでピン側1メートルにピタリ。「最後は自分らしく真っ直ぐ強気で」とこれをねじ込み、2006年以来となる「ヨネックスレディス」2度目の大会制覇となった。
 優勝スピーチでは「(前回の優勝からの)9年間はあっという間でした」と切り出した大山。最後のパットを待つ間、走馬灯のようにこれまでのことが浮かんできた。「待ってる時間が一番長かった。賞金女王を獲ったことや、シード落ちを経験したこと。怪我してプレーできなかったこと。次々に思い出が昨日のことのように蘇ってきた」。
 様々な思いを噛み締めながら掴んだ新潟での9年ぶりの勝利。「前とは違う勝ち方だった。2006年よりも成長したことを感じます」と過去の様々な経験が今日の栄冠をもたらした。優勝スピーチでは「今、私は38歳です。自分が立てた目標に向かって50歳まで頑張りたい」と力強く宣言。ベテランと呼ばれる域に入ってきたが、まだまだ歩みを止めることなく1年1年成長した姿を新潟のファンに見せていくことを誓った。
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