仕事や家事が忙しくて夕方になるとぐったり。毎日肉体疲労が溜まっていくのを感じながらも何も対処していないという人はフルスルチアミンやビタミンB1を摂取してみてはいかがでしょうか。フルスルチアミンはビタミンB1誘導体と呼ばれて疲労回復に効能があると最近話題の物質。ビタミンB1は筋肉疲労を回復する働きを持つ栄養素です。フルスルチアミンとビタミンB1について知って、あなたの疲労回復に役立てましょう。

慢性的な肉体疲労の原因は?

疲労には倦怠感・頭痛などの肉体疲労と不安・イライラ・食欲不振など精神疲労があり、体の部分により全身疲労・局所疲労に分けられます。通常起こる疲労はこれらが複合したものです。急性疲労は休息や睡眠をとって解消されますが、なかなか疲労が取れないのが慢性疲労。疲労のうち、肉体疲労が続く原因の一つとしてはエネルギー代謝の慢性的低下が挙げられます。これは体にエネルギーを蓄えて供給する役割を持つATP(アデノシン三リン酸)の働きが弱まっていることで起こります。ATPは筋肉の細胞に存在する物質で、筋肉の収縮や伸展活動に欠かせないものです。

フルスルチアミンとは?

フルスルチアミンはビタミンB 1誘導体です。腸で吸収されると細胞でビタミンB1になり、さらにTPP(チアミンピロリン酸)に変わります。この物質はATP(アデノシン三リン酸)を作るために必要な補酵素(酵素の生成を助ける酵素)として働きます。ATPは、疲労が溜まると少なくなってくるので、その生成を助けるフルスルチアミンは疲労回復に重要な役割を持つ物質なのです。

体に吸収されにくいビタミンB1

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きを持ち、筋肉の疲労を改善します。不足した場合は、糖質が分解されず疲労物質の乳酸やピルビン酸が溜まり、肉体疲労の症状として倦怠感やだるさ、肩こり、腰痛などが起こります。また、ビタミンB1が脳で不足すると集中力が低下して、やる気がなくなることもあります。食品ではにんにく、うなぎ、豚肉に多く含まれていますが、ビタミンB1は水分に弱く、また体内に長くとどまらない性質を持ちます。そのため、疲労を感じやすい人はこれらの食品をコンスタントに摂る必要があります。また、慢性的な肉体疲労がとれない場合は、フルスルチアミンを含むサプリメントの服用も考えてみましょう。


writer:松尾真佐代