ハリウッドスターが嫌うお騒がせセレブ、ホワイトハウスでは閲覧禁止令
 近年、アメリカのメディアで最も注目されているのは、大物ハリウッドスターでも有名ミュージシャンでもありません。

 米国のゴシップ誌やワイドショーが最重要視するのは、何を隠そうカーダシアン家の人々! 母クリス(59歳)とコートニー(36歳)、キム(34歳)、クロエ(30歳)の三姉妹を筆頭にしたセレブリティ家族なのです。

◆髪を染めただけでニュースに!?

 リアリティショー『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』は2007年から続く人気番組。次女キムのセックステープ流出や、カニエ・ウエストとの結婚、義父ブルース・ジェンナー(65歳)の性転換カミングアウトは世間の関心を引く出来事でした。

 けれど、さすがに今年3月、“キムが黒髪をブロンドに染めた”というだけでネットニュースになった時には、多くの読者から「知ったことか!」「おととい来やがれ!」との不満コメントが相次ぎ、さながら炎上状態に。

 この常軌を逸したカーダシアン・ブームに、“真のスター”のイライラも募る一方。「In Touch」によると、お騒がせ家族に対するスターたちの不満は爆発寸前のようです。

◆恐ろしく、恥ずかしい、ビッチたち!

 先日話題になったのは、女優ナオミ・ワッツ(46歳)が発したカーダシアン・ブームへの苦言。「みんなセレブリティに執着し過ぎているわ。時代はカーダシアンのモノ。なんだか恐ろしい」と発言しています。

 無名時代が長かったものの、役者としての信念を貫き、今ではアカデミー賞やカンヌ映画際の常連となった彼女には、何をして稼いでいるのかイマイチ不明の家族がこんなにも注目される時代が空恐ろしいようです。

 同じく女優のリース・ウィザースプーン(39歳)は、2011年のキムのセックステープ流出直後、「セックステープなんてものを撮った人は、自分を恥じてベッドの下に隠れて暮らすべき」とコメント。きっぱりとキムをディスっていました。

 ベテラン歌手のシェール(69歳)はツイッターでいかに自分が同家族を嫌っているかを明言。「私はリアリティ番組を見ないし、カーダシアンにも一切興味がないわ。あのビッチ(雌犬)たちは高速道路の上にでも蹴落とされるべきね」と辛辣なツイートをして、話題となりました。

◆ジェイムズ・ボンドも大統領もうんざり

 男性たちも、お騒がせ家族の言動にはかなりイライラしている様子 。

 現ジェイムズ・ボンドのダニエル・クレイグ(47歳)は同家族を“大バカ家族”と呼び、「今のテレビはいかに自分がマヌケかをさらけ出せば、何百万ドルも貰えるんだろ。楽なものだな」とリアリティ番組そのものを一蹴 。

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で主人公の相棒を演じていたジョナ・ヒル(31歳)も明らかにお騒がせ家族には批判的。「『マッドメン』のような素晴らしいドラマより、カーダシアンの番組の方が注目されているなんてムカつくよ」とコメントしたとか。

 極めつけは第44代アメリカ合衆国大統領、バラク・オバマ(53歳)。以前、 ミシェル夫人が「娘たちがテレビを見ていると、主人は“まさかあの番組を見ているわけじゃないだろうな”って警戒するの。すごく嫌がるのよ」と語っており、大統領のカーダシアン嫌いは証明済み。

 しかも、ホワイトハウス内では、カーダシアンがらみの番組は一切の視聴が禁止されているというから驚き!

 大勢のスターや大統領からそっぽを向かれたお騒がせ家族。このブーム、それでもまだまだ続くのでしょうか?

Source:
『In Touch』http://bit.ly/1Kyu5zD

<TEXT/橘エコ>

【橘エコ】
アメリカ在住のアラフォー・ブロガー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。大学事務と米大手スーパーマーケット勤務の二足のわらじを履いてアメリカカルチャーの裏側を探る、自称アメカジスパイ。ハリウッド最新映画レビューやゴシップ情報などのほか、アメリカ女子を定点観測してはその実情をブログで発信中。WEBマガジン「milkik」では「アメかじシネマ」「愉快なアメリカ女子」を連載中(http://milkik.com/)