<日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権 ゴルフパートナーカップ 最終日◇6日◇よみうりCC(グランド6,660yd ゴールド6,049yd パー72)>
 兵庫県にあるよみうりCCで2日間にわたって開催された、「日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権 ゴルフパートナーカップ」は、68歳以上のゴールド部門が佐藤正一、60歳以上のグランド部門は重信秀人の優勝で幕を下ろした。観戦無料である上に今大会はゴルフ中古チェーン最大手ゴルフパートナーの積極的なプロモーションにも後押しされ、2日間合計で8,894人のギャラリーを動員。元気なシニアを改めて印象付ける一戦となった。
トロフィーを掲げる両部門チャンピオン
 その魅力は、やはりキャラクターの豊富さだ。ゴールド部門を制した佐藤と言えば初優勝の「フジサンケイクラシック」でマンデー予選から優勝につなげたことでも知られているが、今大会に出場した選手達はそんなエピソードにあふれている。
 グランドシニア優勝の重信は、デビュー戦での初勝利という快挙を達成した選手として知られているし、初日にエージシュートとなる“74”を達成した古市忠夫(74歳)は、カメラ屋の店主から史上2番目の年長でプロになったという“生ける伝説”だ。
 ここにグランドシニアの年齢に達した“戦う会長”倉本昌弘、“ジェット”こと尾崎健夫がいるかと思えば、“コング”飯合肇はグランドとは思えない飛距離で他選手を圧倒する。レギュラーツアーでも活躍を続ける“鉄人”室田淳も還暦を迎えて資格としてはグランドシニアに該当する。それぞれが放つ抜群の存在感はオールドファンをひきつけてやまない。
 もちろん、ショットの迫力はレギュラーに及ぶべくもないが、打ち終わってすぐに近くにいるギャラリーと会話を始めてしまうような少し違ったワクワク感もシニアの魅力。誰に聞いても、ひとつやふたつの“鉄板”トークを持っているのも特徴だ。この日優勝した佐藤がスピーチで「実は僕の使ってるユーティリティはゴルフパートナーで買ってきたんです。これが良かった。(隣にいたゴルフパートナー石田社長に向き直って)社長、ありがとうございます」と爆笑を誘えば、続いた重信も「実は僕のパターもゴルフパートナーで…」。
 今大会でグランドシニアデビューを果たした倉本PGA会長は「打倒“ツアー選手権(同週開催の男子メジャー)”でやってきたし、ゴルフパートナーさんの素晴らしい試みと我々の競技が上手くコラボできた結果だと思う」と大会の成功に胸を張る。
 ただ、初の関西開催でギャラリーの導線などに課題も見つかった。「次が勝負。来年も同じくらいギャラリーを呼ぶことができれば我々のイベントに魅力があるということだと思う」。成功にも危機感は失うことなくシニアから日本のゴルフを盛り上げていく。
【ゴールド部門(68歳以上)】
優勝:佐藤正一(-2)
2位T:矢部昭(+1)
2位T:田辺泰雄(+1)
4位T:鷹巣南雄(+2)
4位T:松本紀彦(+2)
4位T:久保四郎(+2)
【グランド部門(60歳以上)】
優勝:重信秀人(-3)
2位:奥野光司(-2)
3位T:デービッド・イシイ(E)
3位T:金山和雄(E)
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