小柴昌俊東大名誉教授(撮影:比嘉杏里)
 小柴昌俊東京大学名誉教授の業績を記念した同大理学部の「小柴ホール」で7日、「21世紀COEプログラム合同シンポジウム」が開かれ、同教授が若手研究者らにスピーチを行った。

 教授は「理系の学問は金銭に直接結びつかないが、やりたいことを本気でやって成果を得る、これがかけがえのないことです」と若手を激励した。

 またライブドア・ニュースの取材に対し、「私は教育が専門じゃないからね」と断りを入れながらも、「子どもは『これがやりたかったんだ』ということを見つけると、他人から言われなくても自然にやるようになる。これが教育の第一段階」。
 4月に入学する学生に対しては、「東大は勉強しようと思えばいくらでもできる環境。入試に受かったといって遊んでいるなら意味がない」と厳しいメッセージも送った。

 小柴教授は51年、東京大学理学部物理学科を卒業。70年同大理学部教授に就任し、87年名誉教授に。岐阜県神岡町の神岡宇宙素粒子研究施設で87年に素粒子ニュートリノを世界で初めて検出、天体物理学への貢献で、02年にノーベル物理学賞を受賞した。【了】