Doctors Me(ドクターズミー)- タトゥーをしていると、ガンの精密検査が受けられない!?

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最近はファッションで腕や脚などにタトゥーを入れる方も増えてきましたね。しかし、このタトゥーが原因で、医療機関などで精密検査が受けられず困る場合があるということをご存知でしょうか?

今回はそんなタトゥーとMRIの関係について、医師に詳しく解説していただきました。

タトゥーをしていると受けられない精密検査とは?

職場などで定期的に行っている健診には血液尿検査、胸のレントゲン検査、心電図検査、胃のバリウム検査、便の検査などがありますが、これらの検査で異常が指摘されて精密検査を受ける場合、あるいは人間ドックで精密検査を受ける場合がありますね。

タトゥーをしていると受けることができない検査、それはMRI検査です。

タトゥーを入れているとMRIで火傷をする?

MRI検査ではCT検査と同様に身体を輪切りにした写真をとることができますが、原理が異なります。CT検査ではレントゲンを使いますが、MRI検査ではこの世の中のすべてのものが持っている磁気の差をもとにして写真を撮ることができます。

レントゲンを使わない点でMRI検査の方がCT検査より身体に優しい、害の少ない検査なのですが、MRI検査ではラジオ波を使うので、問題が起きることがあります。タトゥーをしているとMRI検査で火傷することがありますので、原則的にはタトゥーをしている人はMRI検査を受けることができません。

MRIが受けられないと癌や脳梗塞の診断が遅れる場合も!

MRI検査で使用するラジオ波は極弱いものですが、電子レンジと原理が同じようなものですので、タトゥーで使っている金属と反応して熱を発生して火傷してしまうことがあります。ちょうど電子レンジに金属を入れるとバチバチいうのと同じです。

MRI検査はある種の癌の検査では有用ですので、MRI検査ができないとなると問題が起きることがあります。癌だけでなく、脳梗塞の初期の診断にはMRI検査が必要ですので、この検査ができない時は正確な診断が遅れる可能性があります。脳梗塞の診断と治療には一刻を争う場合がありますので、MRI検査ができないとなると問題が起きることがあります。

医師からのアドバイス

MRI検査で必ず火傷するわけではありませんし、火傷しても構わなければ、MRI検査を受けることはできますので、相談によっては検査してもらえる場合もあります。またMRI検査を受ける場所がタトゥーをしている場所と離れていれば、大丈夫なこともあります。