女子力が高いのはiPhone? Android? 女性のホンネでわかったスマホの女子力の違い

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MM総研によると、2014年度(2014年4月〜2015年3月)の国内携帯電話出荷台数は、前年比3.9%減の3,788台となり3年連続で減少したと発表している。人気の高いiPhoneを提供するAppleは3年連続1位の座を堅持している。一方、AQUOSを手がけるシャープやXPERIAを手がけるソニーモバイルコニュニケーションズなどの国内メーカーも順調にシェアを伸ばしている。

タイトルを見て? となった人もいると思うが、ここからが本題となるのでご了承願いたい。

先日知り合いの女性から「女子力が高そうなのはiPhone? Android?」と、聞かれたのだ。
女子力…。頭をフル回転させ考えてみた。(筆者に女子力と聞かれても…。)

たしかに、現在のスマホは、Appleの『iOS』とGoogleの『Android』の基本ソフトを搭載する2種類に別れている。
気にしてみてみると、電車や街中でAndroidを手にしている女性が少ないようにも思える。そう、JKと呼ばれる女子高生や女性達の手にはiPhoneがあることが圧倒的に多い。

しかし、それが女子力とやらにつながるのか、そこが不明だ。
ここは論理的に考えてみよう。
・女性のiPhone率が高いということは、女子力が高い人も多い。
・iPhoneには高い女子力を持つ人が選ぶポイントがある

ということになる。

それならば、女性に何を基準にiPhoneを選んでいるか聞けば、スマホの女子力ポイントがわかるだろう。

●iPhoneを選ぶ女子のホンネ
・ケースのデザインがかわいい
・機種がかわっても操作が同じでわかりやい
・分からないことがあっても使っている人が多いので聞きやすい
・保護フィルムなどのアクセサリが豊富

などの回答が多かった。
なかには、音楽を聴くのにiTunesを使い続けているという女性もいた。

JK世代では
・え〜、iPhone意外考えられな〜い!
・可愛いケースを付けたり、デコれる
・みんなiPhoneだから

などのフレーズが多く、おじさん世代の筆者には、ついていけな〜い状態だった。

さて、気を取り直して分析に入ろう。
確かに、ほとんどのiPhoneはアップデートで最新機種と同等の機能になる。よほど以前のiPhoneでない限り、操作方法や表示場所も同じなる。だから、周りのiPhoneを使用している友達などに聞けば問題が起きてもすぐに解決できる。
なにより、そうした安心感は、落ち着きをもたらす。

充電ケーブルなどのアクセサリでも、iPhone用は色、デザインに配慮した商品が多いし、種類も多い。
自分らしさを演出しやすいし、選ぶ楽しさもある。

Androidに比べて、関連商品がかわいいし、華やかなデザインが多いのは、売り場をみれば一目瞭然だ。
特にケースは、Androidも商品数は増えているが、同じ形、大きさで展示されているiPhone製品は、お店で比較しやすくい、お気に入りを探しやすい。

自作も楽しい女性に人気のある“デコケース”などでは、既にデコってあるケースも販売されているのも嬉しい。
女性にとっては、スマホのケースは保護する以上に、ファッションとしてTPOに合わせて着せ替えるアイテムになっているのだ。


iPhoneケースはデザインも種類も豊富


●Androidを選ぶ女子のホンネ
・写真を撮る機会が多いので画素数がよい機種を選べる
・ワンセグや防水、おサイフケータイなど欲しい機能を搭載した機種を選べる
・ホーム画面やロック画面、キーボードなどのカスタマイズできる
・好きなデザインやカラーを選べる

Androidを選ぶ女性で特徴てきなのが、性能に目を向けている点だ。
・写真をもっと綺麗に撮りたい
・おサイフケータイを使いたい

さらには、Androidをカッコよく使いこなしたいといった回答もあった。

Androidを選ぶ女性の特徴は、性能や機能面をしっかり把握しており、ある意味、頼りになる「お姉さん」にも通じる印象すらある。
Androidは、選ぶ目的がしっかりあり、カメラの画素数が高い機種をチョイスして満足度をアップさせている。また、カスタマイズ系のアプリは種類も多く、iPhoneよりAndroidのほうが秀でている。

ただ、機種が多いAndroidは、iPhoneほどケースの種類は多くない。手軽にかわいいケースや華やかなケースを探したり、選んだりといった楽しみは少ない。

●結局どっち?
結論から言えば、iPhoneとAndroidでは、女子力の質が違うのではないだろうか? と筆者は思う。
なぜなら、女子力=女磨きは、自分の個性あってのものだと思われるからだ。

iPhoneなら、可愛く、華やかなケースを選び、選ぶ力で自分自身を磨く。
Androidなら、機能や使い方を自分で選び、スマホを使いこなすことで自分自身を磨く。
どちらも、異なる高い女子力を身につけられると思うのだ。

2014年度通期国内携帯電話端末出荷概況


布施 繁樹