Doctors Me(ドクターズミー)- 食中毒対策!賞味期限を守るべき食べ物は!?

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みなさんは賞味期限を気にしていますか?目安にはするけれど、1、2日過ぎたくらいは気にせず食べてしまう、という方も多いのではないでしょうか?

では、「この食材は〇日過ぎても大丈夫」という目安はどのように決めていますか?意外とアバウトで、たまにお腹を壊してしまう……なんていう場合もありますよね。

今回は、気になる食べ物の賞味期限と食中毒との関係を、医師に詳しく解説していただきました!

■ 熱で死なない細菌に要注意!

すべての食品は賞味期限が切れると原則的には風味が落ちるだけでなく、食中毒の危険性が増すので、食べない方が良いのですが、中には絶対に食べてはいけないものがあります。

食中毒には細菌自体が原因となるものと、細菌が作る毒素が原因となるもの、これらの間で細菌が身体の中で増える時に毒素を出して原因となるものとがあります。

ほとんどの細菌は熱で死滅しますが、中には熱に対して外套のように守る芽胞というものを持っている細菌がいます。また毒素が原因となるものではほとんどの毒素は加熱すれば分解されますが、熱で分解されない毒素を出す細菌がいます。注意する必要があるのは、芽胞を持っている細菌と熱で分解されない毒素を出す細菌です。

■ 料理は10度以下で保存すること!

まず、芽胞を持っている細菌はウェルシュ菌とセレウス菌です。両方とも土の中にいる細菌で、カレー、シチュー、チャーハン等の加熱処理したものでも、数時間室温に置いておくと問題になります。一晩置く方がおいしいからといって作ってから一晩室温で置いておいたカレー等は危険です。予防するためには材料の土をよく洗い流した上で調理し、保存する場合は10度以下で保存して、食べる時は十分に加熱して下さい。

次に熱で分解されない毒素を出す細菌はおにぎりやお寿司につく可能性のある黄色ブドウ球菌です。予防するには手に傷がある時は十分にきれいにして料理をし、保存する場合は10度以下で保存して下さい。

■ 賞味期限後は絶対に食べてはいけないものとは!?

賞味期限が切れてもきちんと加熱処理をすれば食べられるものは、加熱調理後一度も室温に戻さずにマイナス18度以下で保存してある冷凍食品です。

また、賞味期限が切れたら絶対に食べてはいけないものは、おにぎりやお寿司等の加熱処理をしていないものと加熱処理されても室温で長時間保存されたカレー、シチュー、チャーハン等です。

■ 医師からのアドバイス

現在は食品衛生が徹底されているので、賞味期限が多少切れていてもあまり食中毒にはなりませんが、原則的には調理する時は手指はきれいにして、どうしても保管する場合は10度以下として、保管時間はなるべく短くして下さい。