Doctors Me(ドクターズミー)- 夏風邪はなぜ長引くの? その理由と正しい対処法

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「夏風邪は治りにくい」とよく言いますね。確かに、冬のほうが風邪を引く機会は多い気がしますが、より治るのに時間がかかるのは冬よりも夏にひいた風邪のような気がしませんか?

今回は夏風邪は本当に治りにくいのか、その理由は何故なのか、医師に解説していただきました。

■ 治りにくい理由は? “目”からもうつる!?

まず、印象だけでなく、夏風邪は治りにくいと言えるようです。医師によると、以下の2点が主な理由とのこと。

1. 外と室内の温度差
冬よりも家の中と外の温度差が大きく、体調を崩しやすいことが挙げられます。急な気温の変化に身体がついていかず、ウイルスを排除するために必要な免疫力が低下することが夏風邪が長引く原因の一つとして考えられるでしょう。

2. 温度と湿度の高さ
多くのウイルスにとって、夏場の湿度や温度の高さは活発になりやすい好ましい環境といえます。そのため、せっかく一つの感染から回復しかけたところに、次のウイルスがまた感染を引き起こしてしまい、結果として長期間風邪症状が続いてしまうということもあります。

そもそも、冬と夏では風邪を引き起こすウイルスの種類も異なることがあり、例えば夏風邪では比較的、鼻づまりや鼻水が少ない印象があります。一方、下痢や腹痛といったお腹の症状は夏風邪ではよく見られるように思います。

また、夏風邪の一つの特徴として、目からうつることがあることも知られているので、目に違和感を感じたら要注意です。

■ 夏風邪の予防法と、夏風邪になってしまった場合の対処法

つらい夏風邪を予防するためには、やはり冬の風邪の場合と同様、手洗いとうがいは必須です。それから、風邪を予防するのに大切なビタミン類を豊富に含む野菜、特に緑黄色野菜や果物を取り入れたバランスのよい食事および、十分な睡眠、適度な運動などにより、自身の免疫力を高めておくことが大切です。

また、もし運悪く夏風邪にかかってしまった場合は、冬場以上に脱水症状を起こしやすいので、意識的に水分を補給するようにしてください。

いずれにせよ、ウイルス性の風邪には特効薬はないので、無理せず十分に休養し、栄養補給を心がけ、自己免疫力を高めるように心がけることが、早く回復する方法と言えるでしょう。

■ 医師からのアドバイス

忙しい日々を送っているとどうしてもおろそかになってしまいますが、できることからで良いので、少しずつ生活習慣を見直すことからはじめてみてはいかがでしょうか。

厄介な夏の風邪、今年の夏はできるだけかからないようにして元気に過ごしたいものですね。