最近、爪が割れやすくなったとか、爪に縦の筋が入っているなんてことはありませんか? 顔色で健康状態が判断できるように、爪の状態からもその人の健康や不足している栄養素まで分かってしまうのです。

爪はタンパク質の一種“ケラチン”から作られる第2の皮膚

爪を作っているのは“ケラチン”というたんぱく質です。肌と同じ成分といってもいいもので、爪は“第2の皮膚”ということもできます。健康状態が肌で分かるのと同じように、健康状態が悪くなると爪の状態も悪化します。爪は10日で1mm〜1.5mm程伸びるので、栄養不足や不摂生な生活もすぐ爪に現われるのです。

こんな爪の状態はこの栄養素が不足している!

爪は、主にたんぱく質からできていますが、たんぱく質の不足だけでなく、ビタミンやミネラルの不足も爪に影響を与えます。

縦に裂けやすい爪

爪が縦に裂けてしまうという場合、胃酸が不足して栄養が充分に吸収されていないことが考えられます。爪は体の末端にあるため、栄養不足は真っ先に爪の状態に表われます。肉や魚や大豆製品などから良質のたんぱく質を摂取すると同時に、胃酸不足を補うためにお酢を使った料理を食べるといいでしょう。

乾燥して割れやすい爪

ビタミンAとカルシウム不足のサイン。ビタミンAには皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあります。爪が乾燥して割れてしまうという時は、レバーや卵に多く含まれるビタミンAを摂取しましょう。緑黄色野菜のβ-カロテンも体内でビタミンAに変換されるのでおすすめです。骨や歯を強くするカルシウムも一緒に摂るといいでしょう。

爪に白い点ができた

亜鉛不足のサイン。亜鉛はタンパク質の合成に欠かせない栄養素で、亜鉛不足になると爪に白い点状のものができます。亜鉛を多く含む牡蠣や牛肉、黒ゴマなどを食べましょう。

気を付けて! 病気も爪で分かることがある!

健康な爪は、ほんのりとしたピンク色です。爪が白い場合、貧血や肝臓の病気の疑いがあります。黄色い爪は、肺や気管支の病気、甲状腺異常などが原因のことも。爪が赤っぽくなったら脳血栓や心筋梗塞が疑われるので、早めに医師の診察を受けましょう。爪の色だけではありません。冷え症で末端まで血液が行き届かない場合、2枚爪になりやすく、過度のストレスや睡眠不足では爪に縦筋が入ってしまいます。

このように、健康状態を率直に表す爪ですが、付け爪やネイルアートは爪の負担となってしまいます。たまには素の爪に戻して、しっかりケアをしてあげましょう。


writer:岩田かほり