花粉症やアトピー性皮膚炎などアレルギー疾患に悩まされる人が増えています。ハウスダストや化学物質などのアレルゲンが増加していることもその原因ですが、実は“体の冷え”もアレルギーの原因になるのです。アレルギーの症状があるアナタ、“冷え症”にも悩んでいるなんてことはありませんか?

どうして“冷え症”がアレルギーの原因になるの?

体が冷えると血管は収縮しますが、同時にリンパ管も収縮します。リンパ液には体の老廃物を排出する重要な働きがありますが、リンパ液の流れが悪くなると、この機能が上手く働かなくなるのです。体に入ったアレルゲンの排出が上手くいかないと、それだけアレルギーの症状が出やすくなってしまいます。これが、冷え症がアレルギー疾患と深い関係がある理由です。

“体の冷え”は免疫機能の低下の原因にも!

アレルギー疾患は、免疫機能の異常でもあります。体の中に異物が入った場合、免疫機能が働いてその異物を排除します。本来であれば廃除する必要のないものでも、体が大げさに反応して排除する働きとなって現れたのがアレルギーです。免疫機能は体温が36.5℃程度で最も働きますが、低体温の人が増えていることも、アレルギー疾患患者が増えている理由です。冷え症では、手や足の先など末端部分が冷えることが多いですが、その部分だけ体温が下がって、免疫機能に異常をきたしているということです。

暑い季節だって“冷え症”には要注意! 体の冷えを取る方法は?

暑いからといってクーラーの効いた部屋でばかり過ごしていると体の冷えにつながってしまいます。体温を上げて冷えを取る工夫をしましょう。

クーラーの効いた部屋でも冷やさない工夫画筆用

クーラーが効いた部屋では、カーディガンを羽織ったりするなど、体を冷やさない工夫をしましょう。面倒くさがらず、こまめに対応することが大切です。

適度な筋肉が熱の発生源に!

筋肉はカロリーを消費し、熱を生み出します。運動で筋肉をつけましょう。腕立て伏せや腹筋など、自宅でできる簡単な運動でも効果はあります。ダンベル体操や階段昇降など、続けられる運動を工夫しましょう。

体を温める“生姜”の効果は大きい

生姜に含まれるジンゲロールには、手や足の末端部分の血管を広げ、冷えを改善する効果があります。すりおろした生姜を紅茶に入れるだけの生姜紅茶なら、簡単にできていつでも飲めます。ニンニクや唐辛子、コショウなどにも体を温める効果があります。


writer:岩田かほり