燃料のいらない飛行機が、日本に感謝のツィート。その理由とは?

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太陽光エネルギーのみで飛ぶことができる飛行機「Solar Impulse 2」が6月1日、名古屋へと着陸した。
同機は、燃料を使用せずに世界一周することを目標に挑戦を決行中で、3月9日にアブダビ国際空港を出発。パイロットを入れ替えながらフライトを繰り返し、4月21日に中国・南京へと到着した。

5月31日に南京を出発、6日間かけてハワイへと渡る予定だった同機だが、出発後の悪天候により、6月1日に名古屋へと一時着陸した。1週間ほどメンテナンスで待機する予定だそうだ。

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パイロットのAndre Borschberg氏は、「大したことではないんだが、スイスから部品を運ぶのに1週間ほどかかる。日本の空港との体制も整っていたので問題はないが、天候には勝てないね」と語っている。

名古屋空港の協力なしでは着陸できなかったと感謝の意をTwitterに投稿した。


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機体の構造はというと、翼の全長は72mとジャンボジェットよりも大きいが、重量は2.3トンと軽い。最高時速は140キロだ。
中国からハワイまでの距離は約8,500km。日本から再出発するとしてもハワイまでは約6,500kmの距離が残っている。挑戦は決して簡単なものではない。

パイロットはヨガや瞑想の技術を利用し、20分の短時間睡眠をとれるように訓練されているようだが、これまでにも偏頭痛のためにパイロットを交代することもあった。自然エネルギーだけでフライトすることができる飛行機とあって挑戦には期待も大きいが、抱えているリスクも小さくない。

次のフライトに関しては、天候が回復次第再開される予定とアナウンスされている。ハワイまで無事にたどり着けるか、今後も目が離せない。

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