是枝監督が「週刊文春」に怒り、掲載記事について公式サイトでコメント。

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映画監督の是枝裕和監督(52歳)が6月4日、現在発売中の「週刊文春」に掲載された記事「是枝監督がカンヌ“くまモンパーティー”に怒った!」について、公式サイトに怒りのコメントを掲載した。

是枝監督は先日、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に監督作「海街diary」が出品されたことに伴い渡仏。現地では、経済産業省後援のあるパーティーが行われていたが、是枝監督は欠席していた。そのことに関する取材を進めていた「週刊文春」との間で、メールのやり取りがあったという。

公式サイトでは「週刊文春」に返信したメールの全文を掲載。その上で「僕としては、取材は再度お断りしたつもり」「映画という文化への国の支援の方法について、きちんと取材を重ねられるのであれば、受ける、と伝えた」にも関わらず、やり取りのメールの一部を切り取るような形で記事になり、是枝監督は「自分としては誠意を持って返信したつもりでいましたが、どうも真意は受け止めてもらえなかった」としている。

そして「記事は『もっと怒ったほうが良さそうです』とまとめられていますが、今、僕の中にある怒りと落胆は、パーティーに対するものではありません」と、コメントを結んだ。

この記事は、カンヌの華やかな舞台の裏で起きた“事件”として、経済産業省後援の日本文化PRのパーティーについて伝えたもの。映画関係者の談という体裁で「日本がこのパーティーを含めた一連のイベントでPRしたのは、くまモンやアンドロイドの受付嬢、そして『コップのフチ子』というガチャガチャのおもちゃでした。映画祭の趣旨をまったく分かってない。案の定、日本のイベントは、海外メディアにはほとんど取り上げられませんでした」と、その中身を批判的に紹介した。

是枝監督はこのパーティーを欠席していたが、同誌は是枝監督から「こう返事があった」と“取材を断ったメール”から一部を引用して掲載。懐疑的なスタンスだったと印象づける内容になっている。