Doctors Me(ドクターズミー)- ペットを飼っている妊婦さんは「破傷風」に注意!

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「破傷風」とは、破傷風菌がつくる毒素によって起こされる病気です。破傷風菌は人から人へ感染するわけではなく、土壌中に存在する菌で、世界中どこにでもいるためいつでも感染の危険性があります。

破傷風、その症状は?

<破傷風の主な症状>

・全身がこわばる
・筋肉の痙攣

筋肉のこわばりは通常、顎や首のあたりから始まり、口が開けにくくなり、やがて全身へと広がります。意識障害はなく、呼吸筋のけいれん、日光や騒音などの刺激で全身強直をきたし死亡することが多い重篤な病気です。
破傷風は犬などの動物にも容易に感染しますので、もしペットに噛まれた場合には傷口をすぐに消毒した方がよいでしょう。

「妊産婦破傷風」の実態と予防法


妊娠中〜妊娠終了後6週間(42日間)までの母親の破傷風が多いと言われています。この「妊産婦破傷風」により起きる死亡は全体の約5%程度であり、年間15000〜30000人が死亡していると推計されています。

新生児に見られる全身型の「新生児破傷風」も問題となっています。これはへその緒を切断する際の感染が多いと言われていますが、妊産婦破傷風も同じ感染源の場合もあり、どちらも予防法は同じです。

生涯で一度も破傷風トキソイドワクチンを受けたことがない妊婦の場合、同ワクチンを一回接種するだけでは十分な免疫を生じません。遅くとも出産の2週間以上前までに2回目の接種を完了することで、妊産婦および新生児の破傷風の予防に役立ちます。
破傷風トキソイドワクチンは不活化ワクチンであり、接種による妊娠している児への危険性は確認されていません。

まとめ

子供の頃に予防接種を受けていても、何十年と経つうちに抗体価が落ちている場合も多いので、特にペットを飼っている人や、土をよく触る方などは、妊娠中に主治医の先生に確認することをおすすめします。