ニンジンやピーマン、ブロッコリーなど緑黄色野菜の栄養はいつも注目の的。しかし、タマネギや白菜、ジャガイモなど“白色野菜”にも見逃せない栄養が豊富に含まれているのです。血液をサラサラにしたり、美肌効果もある“白色野菜”をもっと食べましょう。

緑黄色野菜と白色野菜の違いはどこに?

野菜は緑黄色野菜と白色野菜に分けられます。濃い色の野菜が緑黄色野菜というイメージですが、実は単純に色で分類しているわけではありません。体内に入ってビタミンAと同じ働きをするβ-カロテンの量で区別をしているのです。β-カロテンが多い緑黄色野菜を食べなさいとよく言われますが、白色野菜にも緑黄色野菜にはない栄養がいっぱいです。どちらも食べた方がいいのです。

白色野菜の代表“タマネギ”には血液サラサラ効果が!

タマネギなどユリ科の野菜やネギには、硫化アリルがたくさん含まれています。硫化アリルの中でも代表的なアリシンは、体内でビタミンB1と結合して疲労回復を促進する働きが。特にタマネギにはビタミンB1も含まれているので、暑い季節の疲労回復にピッタリです。硫化アリルには血栓を予防し、血中コレステロールの増加を抑制する効果もあるので、たくさん食べれば血液もサラサラになります。

“ジャガイモ”のビタミンCで紫外線を撃退

ジャガイモやカリフラワーにはビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは熱に弱く壊れやすいのが特徴ですが、ジャガイモやカリフラワーのビタミンCは熱に強いので、しっかりと調理をしても大丈夫。ビタミンCには、メラニンを抑制したり分解する効果があるので、紫外線の強い季節は積極的に摂りたい栄養素です。また、ビタミンCには、たんぱく質や鉄分と結合してコラーゲンを生成する働きがあります。

実は“キャベツ”も白色野菜だった!

緑色をしているキャベツもβ-カロテンの量からみると白色野菜に分類されます。キャベツには“キャベジン”とも呼ばれるビタミンUが豊富。ビタミンUには傷ついた胃の粘膜を修復・保護する働きがあるので、暑くてお疲れ気味の胃にもピッタリ。生のキャベツの方が効果があるので、よく噛んで食べましょう。ビタミンUには、アレルギー性疾患や喘息を改善する効果もあります。

白色野菜は、この他にもビタミンCだけでなくカリウムも多く含まれる白菜やもやしなど、美容にも健康にもいい野菜がいっぱいです。生で食べるだけでなくスープにしても美味しいですが、栄養が溶け出した汁までしっかり飲むようにしましょう。


writer:岩田かほり