水口哲也と行く、沖縄阿嘉島1泊2日の「トラヴェリングワークショップ」開催 #WXD

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「都会にずっといたらクリエイティヴな感覚が鈍ってくる」。数々の注目作を世に生み出してきたクリエイター・水口哲也に秘訣を聞くと、旅のなかで自分の感覚を研ぎ澄ましてきたのだという。彼の言う「クリエイティヴな旅」とは果たしてどのようなものなのか。今夏、彼がお勧めする沖縄阿嘉島で、実際に体験してみよう。

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『WIRED』日本版が、5月10日から約1カ月間にわたって開催している一連のイヴェント「WXD(ワイアード・バイ・デザイン)」。その番外編として、7月14〜15日の1泊2日で、クリエイター水口哲也と沖縄阿嘉島に行く、滞在型のワークショップを開催する。

「たった半日で、都会とはまったく別世界へ行くことができるんです。この旅でぼくが参加者の皆さんに体験していただきたいのは、都会に居続けることで失われていくクリエイティヴな感覚を研ぎ澄ますことです」と話す水口。以前WIRED.jpが彼の京都旅行に同行し取材をしたときも、彼はクリエイティヴィティを促す旅の重要性について語っていた。

「20代からずっと、自分の仕事のために旅をしまくっていました。考えながら移動する、そして移動先でイメージする。そのとき自分がつくっているものをその風景のなかにもち出して、旅先での検証、つまりチューニングや、スタッフとの打ち合わせもよくやりました。ぼくにとって一番幸せな創造や妄想ができる場所は、移動空間だったんです。(中略)『クリエイティヴィティは、その人の移動量に比例して増大する』というような趣旨の言葉を聞くことがあるけど、ぼくにとっては、“移動量”ではなく、“移動質量”のほうが大事。距離の長短に関わらず、移動に費やす一定時間の間にどれだけ濃密な質量をもつかということが重要なんだと思います」

水口哲也|TETSUYA MIZUGUCHI
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)特任教授。人間とメディアの関係性をリサーチしながら、横断的、かつグローバルなクリエイションを続けるクリエイター。2001年に発表したヴィデオゲーム「Rez」は、ゲームに共感覚的な快楽をもたらし、世界中に多くのファンをつくった。その後、音楽の演奏感をパズルゲームにもたらした「ルミネス」(2004)、キネクトにより指揮者のように操作しながら共感覚体験を可能にした「Child of Eden」(2010)など、ヴィデオゲームの世界で独創性の高い作品をリリースし続けている。また音楽ユニット「Genki Rockets(元気ロケッツ)」の作詞プロデュースや、Live Earth(2007)東京会場のホログラム映像によるオープニングアクトの演出など、活動は幅広い。2006年には全米プロデューサー協会(PGA)が選ぶ「Digital 50(世界で注目すべきデジタル系イノヴェイター50人)」に選出されている。13年の「TEDxTokyo」に登壇、WIRED主催の「Creative Hack Award」では、初回から審査員を務めている。

2日という限られた時間を、どれだけ濃厚な体験に変えることができるだろうか? シュノーケリングで縦に連なる不思議な珊瑚礁を見たり、ケラマブルーの海が眼前に広がる絶景の露天風呂に入ったり、橋の上に寝っ転がって水平線の上に浮かぶ満点の星空を眺めたり…。島を知り尽くした水口が阿嘉島でお勧めの「非日常スポット」を案内する。

単にこの島ならではの体験を楽しむことがこのツアーの目的ではない。アクティヴィティの合間にトークセッションを設け、WIRED編集長の若林恵も交えて「時間のデザイン」(『WIRED』VOL.16のデザイン特集では、時間感覚を問う腕時計を紹介した)や、「これからのフード&ウェルネス」(7月10日発売の『WIRED』VOL.17は「NEW FOOD」特集)、さらには水口も監修に参加した「量子マーケティング」の可能性や、昨年映画『トランセンデンス』が公開されて注目が高まる2045年問題「シンギュラリティ(特異点)」の話題に至るまで、旅先だからこそ盛り上がる、非日常で壮大なテーマについて語り合う予定だ。

「1泊2日なのに、2泊3日はしてきたように感じる、非常に濃密な質量をもつ小旅行になるだろう」と水口は言う。今夏は、都会の生活で鈍ったクリエイティヴな感覚を、南の島で研ぎ澄ましてみてはいかがだろう。

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1/4阿嘉島は、人口300人弱の小さな島だ。

2/4東京を出発して半日後には海の中で珊瑚に囲まれる。

3/4宿では、水口がいつ行っても美味しいと絶賛する、地元の食材を使った夕食が用意されている。

4/4夜は、満点の星を眺めながら、時間のデザインについて語り合う。

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阿嘉島は、人口300人弱の小さな島だ。

東京を出発して半日後には海の中で珊瑚に囲まれる。

宿では、水口がいつ行っても美味しいと絶賛する、地元の食材を使った夕食が用意されている。

夜は、満点の星を眺めながら、時間のデザインについて語り合う。

旅と時間のデザイン
水口哲也と行く沖縄阿嘉島1泊2日

>>お申込みはこちら

ご旅日:7月14日(火)〜7月15日(水) 2日間

旅行代金:120,000円

申込締切:6月19日(金)

募集人数:10名

行程:
【1日目】7月14日(火)
12:30〜 チェックイン後、ランチ&ブリーフィング(自己紹介等)
14:00〜 〈Activity 1〉シュノーケリング:「ケラマブルーの海と珊瑚」を体験
16:30〜 絶景の露天風呂に入る
18:00〜 旅館にて休憩
18:30〜 夕食
21:00〜 〈Activity 2〉ナイトセッション:満点の星を見ながら「時間を超える」をテーマに語り合う
夜    就寝

【2日目】7月15日(水)
朝    起床・自由時間
07:30〜 朝食
09:00〜 〈Activity 3〉旅館の東屋で朝活:「フード&ウェルネス」をテーマに語り合う
12:00〜 ランチ
13:00〜 自由時間
16:00〜 チェックアウトし、旅館を出発

旅行企画・実施:JTB西日本
後援:コンデナスト・ジャパン

「未来のデザイナー」7人が集結! WXDカンファレンス 6/6に開催

あらゆるものが「デザイン」の対象となったいま、これから求められるのは「あたりまえ」を疑う力だ。新たな視点で世界をとらえるためのマインドセットを、NewDealDesignのガディ・アミットら、7人のデザイナーに学ぶ。詳細はこちらから。

WXD特集サイト:「デザイン」をリデザインする25の視点

デザインは、いまのあたりまえをちょっとずつ疑う方法であり、実験だ。3月10日に発売された雑誌の特集「ワイアード・バイ・デザイン」では、デザインの領域を拡張し、新しいものの見方を提示する25の事例を掲載している。そこで紹介したデザイナーや企業サイト、その関連動画や参考書籍をまとめて紹介。

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