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「第20回 文房具アイデアコンテスト」の表彰式が31日、東京国際フォーラムで行われた。

同コンテストは、サンスター文具が、「こんな文房具があればいいのに…」という斬新なアイデアを発掘することを目的とした、文具業界の中でもっとも長い歴史を持つコンテストで、20回目を迎える今年は「超(ちょう)」をテーマに、アイデアを広く募集した。

そして、応募総数3,937点の中から一般部門グランプリに選ばれたのは、宮田賢二さんが考案した『罫線マーカー』。これは、ペンの太さを1行〜4行分まで選択でき、一度にラインが引けるマーカーで、宮田さんは「学生のころに蛍光ペンでマーキングするときに、どうしてもまとまりの悪いノートになってしまって、超真面目に向き合ってみたら、自分が悪いんじゃなくて、マーカーが悪いことに気付き、こういったマーカーを思いつきました」と考案したキッカケを明かした。

さらに、同作品を思いつくまでの期間を聞かれると、「ひらめき的だったので1日くらいですね。実は2つ応募させていただいていて、今日、この場に来るまでは、もう片方が受賞すると思っていました(笑)」と胸の内を明かして会場を沸かせ、「これは締切直前に1日で作ったんですけど、まさかこちらがグランプリをいただけるとは思わなかったです」と驚きつつも喜びを語り、賞金100万円を手にした。

また、ジュニア部門グランプリに選ばれたのは、坂本陽さんが考案した『ウナギのねどこふでばこ』。これは1本ずつ鉛筆を入れられる筆箱で、ごちゃごちゃにならず取り出しやすいことが特徴で、坂本さんは「持ち運べて、楽しい筆箱がいいなと思い、水族館に行ったときに思いつきました」と振り返り、「かごのアミアミを作るところが大変でした」と苦労を明かした。

審査員を務めたザートデザインの安次富隆社長は「今回、"超"というテーマからアイデアを出すことは難しかったのではないかと思います。その中でも今日受賞された作品はすごくポイントを突いていて、とても素晴らしいアイデアが多かったと思います」と総評。さらに「このコンテストの特徴は、子どもからお年寄りまで、プロもアマチュアも公平に自分のアイデアを競い合えるということで、実は世界を見ても、このサンスター文具さんのアイデアコンテストしかないんです」と語り、「今回20回目ということで、ちょうど成人したと思うんですけど、アイデアというのが人類を繁栄させてきたと思うので、これから日本を出てもっと世界的なコンテストに拡大していけばいいなって思っています」と目を輝かせていた。

このほか、一般部門優秀賞には土居裕彰さん考案の『セリフー箋』、金子春菜さん考案の『SHIZUKU』、高村正行さん考案の『A7 cutter 何でもメモ帳』、竹澤葵さん考案の『超特急券』、石川誠さん考案の『超ムダづかいしたくなる付箋紙』。

一般部門高橋俊宏賞には長崎彰太さん・田口美早紀さん考案の『富士見台帳』、安次富隆賞には松井瑞貴さん考案の『Comical』、だいたひかる賞には岩江圭祐さん考案の『運だめ芯』、ザリガニワークス賞には白坂良太さん・前川幸平さん考案の『更生消しゴム』、サンスター文具賞には土居裕彰さん考案の『さくらえんぴつ』、白井信之さん考案の『うつろひ』。

ジュニア部門優秀賞には谷村咲蕾さん考案の『BOSAIふでばこ』(ペンケース・筆箱部門)、畠山美羽さん考案の『ふせん de MAP』(国語・算数・理科・社会・図工部門)、金原小夏さん考案の『超まっすぐ走るカッター』(「超」で考えてみよう部門)。

ジュニア部門佳作には園田拓未さん考案の『超〜キモイシャーペン』、青木悠真さん考案の『超ツボ押しホッチキス』、舟尾真以美さん考案の『未来のパソコン』、中坂絃二さん考案の『まくら筆箱』がそれぞれ受賞した。