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メガネに対するイメージには、どんなものがあるでしょう。知的、真面目、クール、オシャレ……メガネと一口に言っても、形や色は様々。かけている人の性格や見た目と合わさって、印象は異なってきます。メガネって、とても奥が深いものなんです。

そんなメガネをかけた男性、通称「メガネ男子」は、昔から女性に大人気。漫画にもたくさんの魅力的なメガネ男子が登場しており、世の女性を萌えさせています。

今回はそんな漫画作品から「神の雫」をピックアップ。メガネ男子の魅力に迫ります。

○神の雫とは

「神の雫」は2004年から10年にわたり、講談社のモーニングで連載されたワイン漫画。日本のみならず、世界にワインブームを巻き起こした作品として、今でも多くのファンを抱えています。 物語の軸となるのは、タイトルにある「神の雫」と呼ばれるワインを探し出すこと。世界的なワイン評論家である神咲豊多香の息子・雫は、父親が残した遺言に従って、若き天才ワイン評論家である遠峰一青と「十二使徒」、そして「神の雫」と呼ばれるワインを探し出す対決に身を投じることになります。

この遠峰一青こそが、今回紹介するメガネ男子なのです!

○遠峰一青の魅力

彼は、主人公である雫と対になる存在。茶髪で性格も明るい雫に比べ、黒髪でクールな性格。プライドが高く、ワインに関して膨大な知識と経験を備えており、それ故に時には傲慢な態度もとる自信家です。ワインの知識がない代わりに天性の嗅覚を発揮する雫とは対照的といえます。

そんな遠峰一青のキャラクターを印象づけているのは、なんといってもメガネでしょう。フレームは細く、おそらく銀縁でしょうか。メガネ自体も横長の長方形型ですっきりとしており、これが目元にクールでビジネスライクな印象をプラスしています。 もともと涼し気な目元のイケメンですが、そこにメガネが入ることで、「近寄りがたさ」や「気高さ」が増幅されているのです。これぞ正統派メガネ男子の魅力! まさに孤高の天才ワイン評論家にふさわしいルックスではないでしょうか。

もし彼からメガネをとってしまったら……漫画としての面白さが減るとは言いませんが、キャラクターとしての個性はだいぶ薄くなってしまうと思います。

魅力はそれだけではありません。クールでプライドが高く、近寄りがたい印象ですが、ことワインに対してはひたむきで真摯。 時にはワインを追い求めて一人で砂漠に旅する無鉄砲さを見せたり、ワイン畑で使われている土を口に含んで味を確かめたりといった、読んでいて思わず唖然としてしまうような狂気も秘めています。

このギャップが彼の最大の魅力。普段はメガネでクールな印象を与えているからこそ、感情的になったときとの落差に心を揺さぶられるのではないでしょうか。

最後に、メガネ男子とはぜんぜん関係ない話になってしまいますが、遠峰一青といえば忘れてはいけないのが、おいしいワインを飲んだときに恍惚の表情と「お……おぉ……お……」とつぶやくリアクション。 現実にそんなリアクションしている人を見たら思わず笑ってしまうかもしれませんが、遠峰一青だとギリギリギャグにならないからさすが……と書こうとして、もう一度「神の雫」を読み返してみたら、やっぱりあのリアクションはギャグだな、と思いました。

ともあれ、「神の雫」は、ワインを飲まなかった時代に読んだ筆者がドハマりしたくらい文句なしに面白い作品です。そして、その面白さの大部分を担っているのは、雫よりもむしろメガネでブーストされた遠峰一青の強烈なキャラクター性にあるのでは? 「神の雫」はメガネ萌えの方も満足できる作品ではないでしょうか。

山田井ユウキ
フリーライター/コラムニストやってます。お仕事のご依頼、ネタのタレコミはtwitterあてにお気軽に。

(山田井ユウキ)