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株式市場のピークを告げる指標、
“オバハン・インディケーター”

「へー、日経平均、ついに2万500円突破したんや〜!」

「日経平均、27年ぶりの連続上昇!」といった景気のよさそうなニュースが連日新聞のヘッドラインを賑わせているが、こういった“楽して儲かりそう”な話にまっさきに飛びつくのが、世の“素人オバサン投資家”たちである。

 私の周りの“オバサン”たちも、私にどの銘柄を買ったらいいか、とかどのファンドを買ったらいいか、など鼻息荒く聞いてくる人が増えているが、これは市場にとって非常に危険なサインだ。実は、投資音痴のオバサンたちが株式投資を始めたころには相場は終わっている、という“オバハン・インディケーター”と呼ばれる指標がまことしやかに存在する。

 株式相場は常に後でもっと高い値段で買ってくれる投資家があってこそ上がるものだ。しかし、オバサンほど投資音痴はいないので、オバサンの後に残っている株式のバイヤーはいない。よってオバサンが株を買い出すと、もうピークは近い、という議論である。

 考えてもみれば、日銀の大規模金融緩和とGPIFによる株式への資産配分倍増、円安効果による増益と米国株高によるデノミネーターエフェクト(米株資産の一定割合を日本株に投資する機関投資家は、米株が上がればその分日本株を買い増す)が、日本の株式相場をけん引してきた。

 そしてこれらが全て剥げ落ちていくであろう今後、最後にババを掴まされるのは、またしても情報音痴の素人個人投資家になってしまうのであろうか。

規律なきオバサン・キャピタル・マーケット
〜オバサンに、投資の目的意識を

 近年ではイギリスで投資の教育が学校教育で導入されるようになっていることが日本のメディアでも紹介されたが、日本でも投資の基本を義務教育に組み込むべきだと大いに思う。

 日ごろ、100円の食材費を浮かすために隣町のスーパーまで通い、また電気代の50円を浮かすために家中のすべてのコンセントをいちいち抜いて外出する節約家のオバサンたち。

 しかしそんな彼女たちが、いざ投資となると何百万といった大金を、わけのわからない怪しげな投資対象にいとも簡単に注ぎ込むのは、恐ろしい限りである。

 おまけにその投資対象は、第1回のコラムで述べたようなタイのエビ養殖業や、怪しげなねずみ講もどきのビジネス、そして価値があるわけない謎の壺や美術品、絵画に、一攫千金を夢みて、これまで溜め込んだ大枚をはたくのだ。

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