1日に国会で開かれた衆議院平和安全法制特別委員会で、維新の党の今井雅人議員が質疑中に「議論がかみ合いませんでした」と不満を述べる場面があった。

安倍晋三首相は30日、NHKの番組で中東地域のシーレーン(海上交通路)において、機雷掃海の要請による自衛隊派遣について、閣議決定した3要件に当てはまるかを個別に判断する考えを示していた。

今井議員はこれに関し「わが国と“密接な関係”にない国がホルムズ海峡でやられたら政府はどうするのか」「例えば北朝鮮がガーンと触雷したら掃海するのか」などと、“密接な関係”にない国による掃海要請や、触雷した場合のケースを繰り返し質問した。

これに安倍首相は「要件に合わない条件ではやらない」「条件が整わないのならやらない」と主張。だが、今井議員はなかなか納得せず「生活が存亡の危機になっても新3要件に適合しなければ何もしないのか」と重ねて質問した。

結局、今井議員と安倍首相は「新3要件に適合しなければ何もしないのか」と質問、「要件に合わなければやらない」と回答する、といったやりとりが何度も繰り返された。

今井議員は最後に「議論がかみ合いませんでしたが…」と述べ、機雷掃海に3要件を当てはめることは矛盾が生じるのだと主張して質疑を終えた。

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