原口が13年東アジア杯以来の復帰…ハリル監督「サイドで使いたい」

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 FW原口元気(ヘルタ・ベルリン)がバヒド・ハリルホジッチ体制下で初の代表入りを果たした。アルベルト・ザッケローニ元監督時代の13年7月に行われた東アジア杯以来、約1年11か月ぶりの代表復帰。ハリルホジッチ監督は「テクニックも高く、戦術的な能力もある。いろんなゾーンで活躍できると思う」と評価ポイントを挙げた。

 下部組織から育った浦和でドリブラーとして活躍した原口は昨夏、ヘルタ・ベルリンへ完全移籍。昨年8月23日のブンデスリーガ開幕戦・ブレーメン戦では左サイドハーフとして先発出場を果たし、2得点に絡む活躍を見せた。

 ところが、試合終了間際に肩関節を負傷して長期離脱へ。ハビエル・アギーレ前監督の初陣だった昨年9月の親善試合に招集される予定であり、クラブに代表招集レターが届いた矢先の負傷という不運だった。

 復帰後、しばらくはチームでレギュラーに定着できずにいたが、今年2月にパル・ダルダイ監督が就任してから出場機会が増え、途中出場した3月14日のシャルケ戦でブンデスリーガ初得点をマーク。リーグ終盤は8試合連続で先発出場を果たした。

 ハリルホジッチ監督は「乾貴士も追跡したが、このポジションでは定期的に継続的に試合に出てもらわないといけない」と、出場機会を確保している選手を選んだことを強調。得点こそわずか「1」だが、原口の場合は終盤戦にレギュラーをつかんだことが評価された。

 持ち味はスピード豊かなドリブルだ。ハリルホジッチ監督は「サイドで使いたい」と起用法を明言。4月の欧州視察での会食に参加していなかった原口に対し、「初めて会う。ポジションを奪ってほしい」と激励を込めてコメントした。

 今回招集されている25人中、FWは7人。23人の公式戦ベンチ入りメンバーからふるい落とされる選手が出る可能性は高い。「FWはリーグ戦のあとでかなり疲労があるかもしれないし、ケガがあれば替えたいと思っている。何人かは(ベンチに)入れないかもしれないが、野心とモチベーションを持って臨んでもらいたい」とハリルホジッチ監督。原口にとってはチャンスをつかむためのサバイバル合宿となる。

(取材・文 矢内由美子)
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