寂寞たる南極海──ドローンとGoProがとらえた人気の動画

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写真家カル・ユングが発表した南極海の動画が話題になっている。父親と一緒にヨットで航海したときに、ドローンとGoProカメラで撮影したものだ。

写真家のカル・ユングは、一般向けドローンと「GoPro」カメラを使用して、南極を新たな視点でとらえた雄大な動画を作成した。

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「地上の風景を広範囲で撮影するよう試みました」とユング氏は述べている。「美しさと、そして寂寥感をも表したかったのです」

ユング氏は、73歳の父親とともに、初めて南極を訪れた。ユング氏の父親は3年をかけて世界中をヨットで航海中だ。ふたりはアルゼンチンで落ち合い、46フィート(約14m)のヨットでドレーク海峡を渡った。

16日間の探検の間に、ユング氏は250時間におよぶ動画を撮影した。この旅行の数カ月前に、ユング氏はDJI社のドローン「Phantom 2」を購入していた。

ユング氏は壮大な動画を作成するために、3軸ジンバル「Zenmuse H3-3D」を使用し、そのコントローラーに、「GoPro HERO3+ Black Edition」カメラからのライヴヴューを映し出すモニターを取り付けた。

モニターは撮影をコントロールするのに役立ったが、氷河が開けた場所にドローンを飛ばすときなど、特定のショットを撮影するのはまだ難しかった。

Phantom 2ドローンは、南極の広大な風景や、巨大な氷河、陰影が変化する青い色などをとらえている。ヨットと父親がときおり登場することで、周囲の風景の広大さが把握できるほか、ガラスのような海面から現れたザトウクジラの群れの様子が非常に詳しく観察できる。

旅行から帰宅したユング氏には、この動画を宣伝するつもりはなかった。だが、動画の一部を「Instagram」に投稿し、編集に使用したソフトウェアにちなんで「#FilmConvert」というタグを付けたところ、人気を呼び始めた。FilmConvertを提供するRubber Monkey Software社が同社のチャンネルにユング氏の動画を掲載したことで、勢いがついた。これまでのところ、視聴回数は913,000回以上に上っている。

ユング氏の父親は、現在タヒチを目指して航海を続けている。その後、西方に向かう予定だ。ユング氏は、父親とニュージーランドで会い、そこで少し撮影をするかもしれないという。

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