グリーンピースは晩春から初夏にかけて旬の食材です。サラダやスープ、オムライスやチキンライス、チャーハンなどの具になり、そのつややかな緑がお料理に爽やかな彩りを添えてくれます。グリーンピースと緑豆は同じもの?うぐいす豆とグリーンピース関係は?など知っていそうで知らないグリーンピースの知識と、グリーンピースの栄養についてご紹介します。

グリーンピースってどんなお豆?

グリーンピースは中央アジアの原産で、マメ科のエンドウの未熟な種のことで、アオエンドウとも呼ばれます。一方、緑豆(りょくとう)は、マメ亜科のヤエナリの種で主にもやしや春雨の材料に使われるもの。つまり2つは違う植物です。グリーンピースが熟したものを甘く煮詰めたものがうぐいす豆で、つぶしてうぐいすあん和菓子やパンなどに使われます。さやえんどうはグリーンピースをさやのまま食べるもので、絹さやとも呼ばれています。

グリーンピースには食物繊維がたっぷり

グリーンピースはたんぱく質、糖質、ビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含む栄養価の高い食品です。野菜の中でもグリーンピースに含まれる食物繊維の量は群を抜いており、100gあたり7.7g含まれています。これはごぼうや大豆を上回る含有率です。不溶性の食物繊維に分類され、消化されずに腸まで運ばれて水分を吸収して膨らみ、腸を活性化させる善玉菌を増やして腸内の環境を整えますし、腸の壁を刺激して便秘を解消します。排便時に老廃物や発がん性物質を排出するのでがんの予防になります。またビタミンB群を多く含み、炭水化物・脂肪・たんぱく質の代謝を促進し、エネルギーを供給したり、老廃物を排出したりします。他にも抗酸化作用がありがんを予防するカロテンや、ミネラルも豊富で、ミネラルのうちでもカリウムは体内の塩分(ナトリウム)を排出する働きがあり、高血圧の予防になります。煮物や炒め物などにも使えるグリーンピース。メニューを工夫して旬のこの時期にたっぷり食べて食物繊維を摂りたいですね。


writer:松尾真佐代