レオナルド・ディカプリオが世界に向けたメッセージ「今こそ、行動を起こす時だ」

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つい先日、環境に配慮したリゾート施設をベリーズに建設すると発表して話題になった俳優のレオナルド・ディカプリオ。実際、環境保護のために7億円を寄付したり、普段からハイブリッドカーに乗っていたりと、環境保護に熱心なことで知られていますが、そんな彼の一面を象徴するのが、こちらのスピーチ。
2014年、国際連合(United Nations)にて行ったものですが、その内容は、いまだにアメリカで語りぐさとなっています。

ここからは彼が実際に話したスピーチの書き起こしを紹介します。改めて、環境に対して向き合ってみてはいかがでしょう。

President Obama at the UN Climate SummitReference : John Gillespie

皆さん、今日ここでお話しできることを光栄に思います。私は専門家ではありませんが、環境のことを心配する一市民です。そして世界中で環境問題を解決したいと思っている何百万人を代表して、ここに立っています。
役者として、私は演じることで生計をたてています。普段は架空の問題を、架空のキャラクターとして解決しています。
多くの人も、いまの環境問題を架空のことのように考えているのではないでしょうか。どこか別の星で起こっていることのように、存在しないものだと思っていませんか。

しかし、私たちはよく知っているはずです。毎週のように今までになかったような異常気象を体験しているのではないでしょうか。干ばつがひどくなり、気温は上がったことで西南極氷床とグリーンランド氷床は予想の何十年も早くとけています。どれひとつとして誇張はありません。どれも事実です。
産業と政府もこのことを知っています。アメリカの軍でさえ知っています。アメリカ太平洋軍のサミュエル・ロックリア海軍大将は、気候変動はそれ一つで国防を脅かす脅威だと口にしました。

この団体(国際連合)は、素晴らしい会合です。皆さんはここから歴史を作ることもできるし、一方で将来非難されるかもしれません。
今日話したいことは誤解のないように言うと、電球を変えようとか、ハイブリッドカーに乗ろうとか言うだけではありません。この問題は、個人の行動だけではどうにもならないところまできているのです。世界の政府と産業が、行動しないといけないのです。

Leonardo DiCaprioReference : John Gillespie

今こそ、行動をおこすべき時です。

二酸化炭素の排出量には価格をつけるべきだし、石炭、ガソリン、石油関係企業への助成金はなくすべき。今まで経済にタダ乗りしていた汚染産業には終止符を打つべき。生態系が崩れれば、経済どころではなくなります。

ひとつだけいいニュースもあります。それは、再生可能エネルギーは経済政策としても有用だということ。研究によれば、2050年までに再生可能エネルギーは世界のエネルギー需要の100%を今の技術でまかなえると言います。それは、何百万という雇用も創出してくれます。

綺麗な空気や水、そして気候は誰にも奪うことのできない人間の権利です。私たちには一つの星しかありません。この星に対してもっと責任を持つべきです。
世界のリーダーの皆さん、私は演じることで生計をたてています。ですが、皆さんはそうではありません。日曜日にデモをした人の声は届きました。その勢いは止まらないでしょう。今度は皆さんの番です。この星の存続への偉大なる挑戦は、今なのです。勇気と誠実さをもって立ち向かってください。

ありがとうございました。

Top Photo by John Gillespie Reference:United Nations