松本人志

写真拡大

31日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、松本人志が、日本の安全保障戦略に対して持論を展開した。

この日は、現在国会で審議中の「安全保障関連法案」について、出演者が意見を交わした。従来の自衛隊は、自国防衛のためだけに武力を行使する「個別的自衛権」のみが認められてきた。

しかし、同法案の成立により、同盟国が攻撃を受けた場合にも武力を行使できる「集団的自衛権」の運用にも道が開かれるという。

集団的自衛権の行使について、9条の現解釈では「禁止」としていたが、新解釈では「限定容認」とするなど、その解釈も大きく揺れている。こうした状況に対し、作家の松本恵以子氏は、9条を改正して自衛隊を「軍隊」と認めた上で、その活動範囲を条文で明確に定めるべきだとの考えを示した。

さらに、松本氏は、戦後日本の平和は日米安保条約でもたらされた核の傘と、米軍基地によるものだと指摘し、「『この憲法があるから戦後70年平和だった』って言い方は欺瞞ですよね」「相手の国の事情が違ったら(憲法は)役に立たないんですよ」と断言している。

出演者間の議論が白熱するなか、松本は「日本が自立するための法案なら僕は賛成なんですよ」と持論を語ったが、実際のところ、そういう意味での法案ではなさそうだと、疑念を抱いているようすだ。

続けて、「何年か先にアメリカの基地が日本から出ていってくれるなら。我々の力で戦えるような国になるなら賛成」などと、自主防衛論を展開し、アメリカの武力で守られ続ける日本の在りように、「すっごい中途半端」とこぼしている。

しかし、軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は、松本のような意見が一定数あることに触れた上で、「現実的じゃないです」と松本の主張を退けた。北朝鮮のみならず、中国やロシアなども日本の安全保障を脅かすなか、アメリカの軍事力は「用心棒」として最適なのだという。

黒井氏の見解を受け、松本は「追っ払ってくれるぐらいはあるかもしれんけど、戦ってはもらえないと思うんですよね」と不満げに漏らし、米国が有事の際に取る対応を疑問視していた。

【関連記事】
松本人志が「報ステ騒動」の古賀茂明氏に皮肉か?「急に何か出したりしないんで!」
松本人志が大阪都構想の否決に皮肉か「多数決で決まるなら世界は中国の思いどうり」
小林よしのり氏が米軍の沖縄駐留を批判「自衛隊への侮辱」