校内のトイレで女児殺害  台湾社会に衝撃

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(台北 30日 中央社)台北市で29日午後、男(29)が小学2年生の女児(8)を尾行し、校内のトイレで殺害する事件が起き、社会に大きな衝撃を与えた。

男は事件直後、自ら警察に通報し現場近くで逮捕。取り調べに対し「幻聴に悩まされ犯行に及んだ」と供述している。台湾士林地方法院(地裁)は30日午後、「逃亡の恐れがある」として男の勾留を認めた。

男にのどを刃物で切られた女児は、病院に搬送され一時は容体が安定したが、脳の酸欠状態が長く続いていたこともあって30日午前11時前に死亡が確認された。

台北では、昨年5月にも地下鉄通り魔事件があり、殺人犯などへの厳罰化を求める声が相次いでいる。

(龍珮寧/編集:羅友辰)