オリーブオイルの知られざる実態「本当に良質なオイルの見分け方は?」

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米・健康情報コミュニティーサイト「Black Doctor」に、オリーブオイルに隠された衝撃事実を、ライターLucas Johnson氏が紹介しています。良質なオイルを手に入れるためのアドバイスも、これは何かと役に立ちそう。

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現在、アメリカでは、人気レストランのトップシェフらがプロデュースするオリーブオイルだけでも、年間約7億2,000万ドル(約700億円)規模の一大ビジネスに発展している。グレープシードオイルやココナッツオイルなど、健康志向のオイルにも注目が集まるが、やはり普段使いの王道をゆき、人々の関心が高いのはオリーブオイルだろう。
ところが、急成長を続けるオリーブオイルビジネスの裏側を、フードジャーナリストTom Mueller氏が暴き出した。オリーブオイルの品質について警鐘を鳴らす彼の主張に耳を傾けてみよう。

近著『エキストラヴァージンオリーブオイル:オリーブオイルの驚くべき真実』のなかで、品質への議論を唱えるMueller氏。「ここに書かれているのはプルトニウムや違法薬品のことじゃない、日常で誰もが口にしているオリーブオイルの問題なんです」と「New York Post」にも語っている。

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Mueller氏によれば、100%天然のオリーブ油を生産するには、製造段階から人員も行程も含めて、非常にコストがかかるんだそう。ところが、大量生産大量消費を目的とする一部の企業では、オリーブに化学物質を混ぜたり、品質の悪いオリーブオイルをブレンドすることで味を調整し、あたかも天然のように見せかける不正表示で販売しているものもあるという。「100%イタリア産」や「未加熱搾汁」といった、消費者の目を引くラベルが貼られ、FDA(アメリカ食品医薬品局)の厳密な品質チェックがないままに店頭へと並ぶケースも少なくないとMueller氏。

そもそもひと口にオリーブオイルと言っても、バージンオリーブをの果実をそのまま搾った「エクストラバージンオリーブオイル」から、精油したオリーブオイルをバージンオイルに混ぜた「ピュアオリーブオイル」、搾りかすの抽出オイルを精製した「精油オリーブオイル」と大きく分けても3種類、さらにこの中から、オイル加工時に生じる酸の濃度により8種に細分化されるほど、その種類は多彩だ。

では、いったいどうやって良質な商品を見分ければいいのか。
カリフォルニアオリーブオイル評議会(COOC)の数字を見れば、前述の通りオリーブ油の年間消費量はアメリカだけでもじつに年間7億2千万ドルにも及んでいる。だがこれについても、正真正銘エクストラバージンオリーブオイルだけでないことは明白だとMueller氏は主張する。評議会のアドバイスを参考にしつつ、本物のオイルを見分けるポイントを絞ってくれた。

濃色の容器を選ぶこと

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品質の良いオリーブ油は熱に弱いため、涼しい場所で保管する必要がある。そのため、少しでもボトルの色は暗いものを選ぶこと。一般的には緑が容器の色として好まれるが、明るい緑色のボトルは必然的に避けた方が無難。

品質管理ラベルをチェック

カリフォルニア州のように州独自に厳しく品質管理をしている商品には、その証明となるラベルが添付されている。オリーブ油出荷国の品質管理試験とともにチェックすることがおススメ。また、精油されたオリーブ油とバージンオリーブ油をブレンドして作られる「ピュアオリーブオイル」など、オリーブ油の種類も多様。ラベルをチェクすることで、違いが分かる。

オーガニック食材店で購入

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日常使いの多いオリーブ油だからこそ、少しでも品質の良い商品を手に入れたい。できることなら、オーガニック食材専門店などで購入すること。

店頭に並んでいる「エクストラバージン」や「未加熱搾汁」表記のオリーブ油がすべて信用できるかどうかまでは、現段階ではFDAでも調査しきれていないのが現状だとか。
つまり、最後は自分自身の目利きにかかってくる。Mueller氏は自分で判断する最後のポイントとして「匂いを嗅いでみる」ことを挙げている。エクストラバージンオリーブオイル独特のフルーティーな芳香があるかないか。良質なオイルを選ぶ参考にしてみて欲しい。

Licensed material used with permission by Black Doctor