「死後の世界は存在した」。ハーバードの神経外科医が語る臨死体験の科学的根拠とは?

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人は死んだらどうなるのか。どうやら、その答えを知っている神経外科医がいるらしい。そんな衝撃的な内容が、様々な科学情報を取り扱うwebサイト「Spirit Science and Metaphysics」に掲載された。ここでは、その一部を紹介する。

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※この記事は Steven Bancarz氏によって書かれた文章を、TABI LABOが許可を得て意訳したものです。

魂は存在するのか?死後の世界は?これまでにも、数え切れないほど死後の世界を語る人間はいたが、注目すべきなのはハーバード大学医学大学院で25年もの経歴を持つ神経外科医、Dr.Eben Alexander氏の話だ。それは、決して薬物による幻覚などではないのだそうだ。

昏睡中に見た世界

彼自身、臨死体験する以前は精神世界の存在を信じてはいなかった。むしろ超現実主義者としてキャリアを積んできた彼にとっては、魂だなんだという話は幻覚症状か、ただの妄想としか捉えようのない話題だった。

その考えを改めるに至った理由は、自分自身が髄膜炎で昏睡状態に陥り、特殊な体験をしたからだ。昏睡状態だった7日間、天国とも言えるような死後の世界を鮮明に見たという。
絶望的だと思われていた状態から奇跡的に生還し、意識を取り戻した彼は、自身の体験を分析した本『Proof of Heaven』を出版した。この本は瞬く間に話題になり、2012年ニューヨーク・タイムズ誌のベストセラーランキングで1位になったものだ。

現世とは、テスト期間である

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彼が言うには、現世とは、魂を進化・成長させるためのテストでしかないそうだ。それは、愛と思いやりによって達成することができる。その他にも、自身の体験を元に具体的な世界観について触れている。

01.死後の世界とは

ーー体験はとても「鮮明」で「リアル」なものだった。人工の夢の中のようで、より開放的に現実を生きているような感覚に近い。

02.基本構造は純愛である

ーー死後の世界は大きな愛で支配されている。そこに存在する悪は限りなく小さい。大切にされ、無限大に愛される。安全で、孤独もない。無条件で完璧な神の愛に包まれる。子どもやパートナー、又は動物を見た時に感じる感情だ。最も純粋で、力強い。嫉妬や自分勝手とは違う、全ての存在の核の部分が残る。

03.意思疎通はテレパシー

ーー言葉を使う必要がなく、そこにある全てのものに対して疑問を浮かべた瞬間、答えが直接返ってくる。

信憑性は?

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この話の信憑性について話そう。どこが他の人の話と違うのか。彼は昏睡状態の時、大脳新皮質が全く機能していない状態にあった。つまり、なぜそんな体験をしたのか、脳機能的に説明できなかったのだ。つまり、見るはずのないものをみたことになる。

神経科学的な論拠

もちろんなぜそんな現象が起きたのかという仮説はある。しかし彼は著書の中で科学者によって立てられた9つの仮説を全て論破している。その中でも最も有力であると言われている5つの根拠を抜粋する。

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01.脳幹による幻覚では?

動物が外的刺激による反応として死んだふりをすることがある。終末痛を和らげるための防御反応として、何か幻覚を見たのでは?

ーー意識や記憶の交換を伴うようなリアルな体験を説明できない。

02.歪んだ記憶を見たのでは?

大脳辺縁系から呼び起こされた記憶が炎症によって歪んでいるのでは?

ーー髄膜炎は大脳皮質(脳の表面)で発生している。そのため意識や記憶の交換を伴うようなリアルな体験は説明できない。

03.薬物による幻覚では?

ーーDMT(幻覚剤)はセロトニンを発生させ、鮮明な幻覚を見せる。個人的にセロトニンを増やすドラッグによる薬物体験(LSD)には10代の頃から詳しいが、DMTについては経験がない。ただし、患者にどんな影響が発生するのかは見てきた。

リアルな幻覚を見るためには、正常な聴覚神経や視覚野が必要だ。髄膜炎による昏睡で、私の大脳皮質(視聴覚を司っている)は機能停止していた。幻覚が見えるはずがないのだ。

04.再起動現象では?

脳は機能停止状態から回復する際に、古い記憶を一気に放出すると言われている。その際に記憶の取り違えを起こしているのでは?

ーー大脳皮質が機能停止した状態では、記憶が連動しないためハッキリとした記憶が残らない。しかし、私が見た鮮明な夢はそれに該当しない。(※病室の様子も一部覚えていたようだ)

05.後頭葉の問題では?

視覚や色彩を司る後頭葉の影響で、特に視覚障がいのある人々には何かしらの作用が現れることがある(後頭部を強く打った時に火花が散ったように見える反応)。鳥類にはよく見られるものだが、人間にもわずかながら認識できるものとして存在している。

ーーその現象をもってしても私が見たようなリアリティのある体験は説明できない。

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これらの理論からも、彼の臨死体験は今のところ最も信憑性の高いものとして知られている。現実主義者、そして確かなキャリアのある神経外科医の発言として見ると、やはり何かしら特別な体験をしたのかもしれない。

視聴覚が機能しないはずの状態で、夢の様な体験をした。その理屈が、科学的には説明出来ないのだとか。それははたして死後の世界の存在を証明することになるのだろうか。あなたはどう思う?

Source: Spirit Science and Metaphysics

About the author: Steven Bancarz is the creator of ‘Spirit Science and Metaphysics’.  For more articles by him visit his website at www.spiritscienceandmetaphysics.com.  You can also find him on Twitter and YouTube.