“喘息”というと子供の病気のようなイメージがありますが、実は大人の喘息が急増しています。子どもの喘息は、成長とともに治ることが多いのですが、大人の喘息は自然に治ることはありません。喘息かなと思ったら、早めに受診をすることが重要です。

こんな症状があったら喘息を疑ってみて

現在、大人のぜんそく患者は400万人を超えていると言われています。中には、子どもの頃にかかった喘息が大人になってから再発したというケースもありますが、全体の60%〜80%は大人になってから突然発症しています。40代を超えてから喘息が発症するというケースも多いのです。「風邪薬を飲んでいるのにいつまでもセキが止まらない」などという場合も、実は喘息だったということがあります。次のような症状がある方は、喘息を疑ってみてください。

急に咳き込むことが多い息をすると、ゼーゼー、ヒューヒューという音がする運動した後、異様な息苦しさを感じる咳き込んだり、息苦しくて目が覚めてしまう大人の喘息の原因は何?

喘息は正式には「気管支喘息」といい、気管支が炎症を起こして狭くなったり塞がってしまうことによって、喘息の症状がおきます。炎症が起きる原因として、ハウスダストやダニ、住宅に使われる化学物質などのアレルゲンがあげられますが、大人の喘息患者の40%は、アレルギー以外のものが原因で喘息になります。その原因は、風邪や大気汚染、過剰なストレスや解熱鎮痛剤など。風邪だと思っていたら、実は喘息にかかっていたというケースも多いのです。

喘息を疑ったら早めに受診を

大人の喘息は、自然に治ることはありません。それどころか、放置しておくと症状がだんだんひどくなり、場合によっては、死に至ることもあります。喘息を疑ったら、早めに受診しましょう。アレルギー性の喘息であれば、アレルゲンを特定して、できるだけアレルゲンを排除するようにします。同時に薬による治療も行いますが、治療が長期にわたることが多いので、自分の判断で薬を中断したりせず、医師の判断を仰ぐようにしましょう。禁煙をしたり、できるだけストレスを溜めない生活をするのも、喘息を予防するためには必要です。


writer:岩田かほり