盛りあげよう!東京パラリンピック2020(26)

 リオパラリンピック、東京パラリンピックを楽しむためのひとつとして、その1では陸上競技の各種目を、その2では車いすフェンシング、車いすテニス、車椅子バスケットボール、シッティングバレーボール、ウィルチェアラグビーの5競技を紹介してきた。今回はゴールボール、パワーリフティング、柔道、バドミントン、アーチェリーの5競技を紹介する。

■ゴールボール

2012年ロンドンパラリンピックで、日本女子代表が金メダルを獲得したゴールボール。欧州で盛んに行なわれている競技で、視覚障がい者向けの球技である。試合は3対3で行なわれ、アイシェード(目隠し)を着け、全員が同じ条件の下、鈴入りのボールを転がすように投球し合いゴールを狙う。コートの広さはバレーボールと同じで、注目は耳を澄まし3人で身体全体を使い、ゴールを守るところだ。/撮影:2010広州アジアパラ競技大会

■パワーリフティング

 パワーリフティングは下肢障がいクラスがパラリンピックでは実施されている(パラリンピックでは実施はされていないが、視覚、聴覚クラスもある)。それぞれのカテゴリー内での障がいのクラス分けはなく、脊椎損傷、切断、脳性麻痺、下肢機能障がいの選手が体重別で戦う。男女共に10階級に分かれている。/撮影:2004アテネパラリンピック

■柔道
 視覚障がい者柔道がパラリンピックでは実施されている。特徴としては組み合った状態から始まることだが、近い位置から始まることで、投げ技などが出やすく、迫力ある技の攻防が繰り広げられる。それ以外は健常者の柔道と同じルールで行なう。ロンドンパラリンピックでも100kg超級の正木健人が金メダルを獲得するなど、リオ、東京パラリンピックでもメダルが期待できる種目。/撮影:2012ロンドンパラリンピック

■バドミントン

 2020年東京パラリンピックから正式種目になるバドミントン。車椅子と立位のクラスがあり、その中で障がい別のクラス分けがある。ルールはほぼ健常者のものと変わらない。バドミントンはアジアで盛んに行なわれており、東京パラリンピックに向けて日本も強化を図る。写真の浦哲雄選手は2年に1度行なわれている世界選手権で、2013年に優勝している。/撮影:練習風景

■アーチェリー

 70m離れた場所にある的に向かって矢を放つアーチェリー。弓の種類によって、リカーブとコンパウンドの2部門に分かれていて、男女ともにそれぞれの部門内でクラス分けがある。ちなみにリカーブは弓の両端が反り返っている形で、コンパウンドは上下に滑車がついている形。それぞれルールは一般のアーチェリーに準じているが、障がいの程度によって、変更などが認められている。/撮影:2008ロンドンパラリンピック

 ゴールボールなどパラスポーツならではの競技は、スポーツを見慣れている人にも新鮮に映るだろう。また、柔道やパワーリフティング、バドミントン、アーチェリーはオリンピックにもある競技だが、今まで知っているものとは別な新しい競技として、注目するのも楽しいかもしれない。

スポルティーバ●文 text by Sportiva