Doctors Me(ドクターズミー)- 【妊娠中に突如出血!】早急に病院へ行くべき症状とは?

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妊娠中に出血すると、本当にびっくりしてしまいますよね。出血の原因は、時期によって変わってきます。妊娠初期から後期まで、それぞれの時期ごとに出血の原因を見ていきましょう。

「妊娠初期」の出血について

以下のような原因が考えられます。
【1】びらん
子宮内の粘膜がめくれてただれてしまっている状態です。

【2】ポリープ
子宮頸部の粘膜の細胞がなんらかの理由で増殖し、頸部から子宮の出口に飛び出したものです。ポリープから出血することはありますが、痛みはなくほぼ無症状です。

【3】絨毛膜下血腫
子宮を包む絨毛膜という膜の外側に血液がたまっている状態で、ごく初期から見られることもあります。出血やお腹の張りがあることもあれば、自覚症状がない場合もあります。切迫流産の症状の一つと考えられています。

これらによる出血はあまり心配はありません。
しかし、以下のケースの出血は注意が必要です。

【4】異所性妊娠
受精卵が子宮内腔(子宮の中)以外の場所に着床してしまうことで、その98%以上が卵管に着床します。卵管妊娠を放っておくと卵管が破裂し、大量の出血や激痛、血圧低下などのショック症状に陥ることもあり大変危険です。

【5】胞状奇胎
胎盤のもととなる絨毛が病的に増殖し、ぶどうのような水泡状の粒で子宮内を満たして赤ちゃんを吸収してしまう病気です。つわりの症状が強いのが特徴的です。茶色のおりものや少量の出血が続くことがあります。

「妊娠中期・後期」の出血について

以下のような原因が考えられます。
【1】前置胎盤
胎盤が子宮口の全部または一部をふさいでいる状態で、胎盤がはがれやすく出血しやすくなります。血の色は赤色で、大量に出血するのが特徴です。

【2】切迫早産
妊娠22週以降に子宮収縮が起きて早産しそうになる状態です。お腹の張りや痛みが主な症状ですが、赤色か茶褐色の出血が起こることもあります。

【3】早期胎盤剥離
胎盤が子宮からはがれ、子宮内で大出血を起こします。体外への出血がないケースもあり、無症状で進行する場合もあります。母子ともに危険な状態になるため、帝王切開になるケースがほとんどです。

【4】おしるし
妊娠37週を過ぎて、卵膜が子宮壁からわずかにはがれるときに起こる出血です。お産スタートの合図としてとらえましょう。

特に妊娠中期に入ってからの出血は要注意!

妊娠中に出血があるようでしたら、少量でもかかりつけの産婦人科に連絡を入れましょう。妊娠中期に入ってからの出血は、すぐに診察を受けてください。切迫早産が圧倒的に多くなってくるからです。

妊娠後期で、お腹のはりや痛みがともなう出血の場合は、緊急を要する事態も考えられます。特に大量出血と激痛がある場合には、救急車を呼んでください。