Doctors Me(ドクターズミー)- 子どもが欲しいのにできない……不妊の定義と原因は!?

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10組に1組が不妊症!?

子供が欲しいと望んでいるのになかなか妊娠しないカップルは、 10組に1組とも、5組に1組ともいわれています。
2007年の報告では、世界の不妊症の比率は、調査された時代や国により異なりますが、 1.3%から26.4%に分布し、全体では約9%と推定されています。

通常、健康な男女が妊娠を希望し、避妊をせずに性交すると一定期間内に大多数の方が妊娠します。
しかし「一定期間」を過ぎても妊娠しない場合、 その後いくらタイミングを取っても(排卵の時期に性交しても)自然に妊娠する可能性は低くなり、 不妊症と診断されます。

1年間妊娠しなかったら不妊!?

日本産科婦人科学会では、 「その期間については1年から3年までの諸説あり、2年というのが一般的である」としています。 (2013年版、産婦人科用語集より)
しかし世界中の人々を対象とする世界保健機構では2009年から不妊症を「1年間の不妊期間を持つもの」と定義しています。
米国の生殖医学会でも2013年に「不妊症と定義できるのは1年間の不妊期間を持つものであるが、女性の年齢が35歳以上の場合には6ヶ月の不妊期間が経過したあとは検査を開始することは認められる」とを提唱しています。

結婚年齢が高くなった日本でも1年以上妊娠しない場合に不妊症と診断し、年齢が高い場合には、より早期に検査と治療を開始したほうがよいという考えが一般化してきています。

不妊の原因は男女ともにある!

不妊は女性側、男性側にそれぞれ原因があります。

【女性】
・月経不順や無月経期間が長く排卵機能に異常がある場合
・子宮内膜症や子宮筋腫がある場合

また女性の年齢も重要で、妊娠できる年齢はほとんどの人が30代後半から40代前半までと限られています。

【男性】
・射精がうまくいかない場合(性機能障害)、
・射精される精液の中の精子の数や運動率が悪くなっている場合(精液性状低下)

後者は軽度から中等度、高度および無精子症にわけられます。