ドル高再燃となっている。これに米株が耐えられるかは注目してみたいところだ。

 米ドルの総合力を示す実効相場は3月中旬に頭打ちとなり低下傾向が続いていたが、5月中旬には底打ち、足元では4月中旬以来の水準まで上昇してきた。

※<資料>はコチラ⇒http://hbol.jp/?attachment_id=42564

 3月にかけてドル高が広がるなかで、「ドル高=米株安」という関係が異例に高まった。ユーロドルとNYダウの日足で、「ドル高=NYダウ安」となったのは2月が10日のうち6日(確率60%)、3月が12日のうち10日(同83%)、4月が9日のうち3日(同33%)だった。

 為替市場では、「米株高=ドル高、米株安=ドル安」といった具合に、米株とドルは順相関との印象が普通ではないか。それに対して、逆相関率が2月と3月にかなり高くなっていたのは意外な結果といえるだろう。そんな意外な結果をもたらしたのは、ドル高が一定の水準を超えると米株もさすがに耐えられなくなったことを示しているのではないか。

 4月以降、ドルが下落に向かうと、上述のように「ドル高=NYダウ安」の確率も低下に向かった。ただここに来て、ドル高が再燃し、実効相場は3月の高値に向かう動きになっている。改めて、米株はドル高に耐えられるか注目してみたいところだ。(了)

◆5、6月のFXアカデミア関連の会場及びWEBセミナーのご案内
5月29日=WEBセミナー「マーケットリサーチ・レーダー」
6月10日=「100万ドルナイト」為替短中期予想セミナー
6月17日= M2JFXアカデミア予測編第1、2部
6月27日= M2JFXアカデミア1Day・IN名古屋
http://www.m2j.co.jp/seminar/

【吉田 恒氏】
1985年、立教大学文学部卒業後、投資情報会社の代表取締役社長などを経て、2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケットエディターズ」の日本代表に就任。国際金融アナリストとして、執筆・講演などを精力的に行っている。また「M2JFXアカデミア」の学長も務めている。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊など大相場予測をことごとく的中させ話題に。「わかりやすい、役立つ」として、高い顧客支持を有する。
著書に『FX7つの成功法則』(ダイヤモンド社)など

●FXマーケットスクウェア http://www.m2j.co.jp/landing/fx_market_square/
●ツイッター http://mobile.twitter.com/yoshida_hisashi
●FXの学校「アカデミア」 https://www.m2j.co.jp/mp/my_fxacademia/