<〜全英への道〜 ミズノオープン 初日◇28日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(7,415ヤード・パー72)>
 岡山県にあるJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で開幕した「〜全英への道〜ミズノオープン」の初日。4月に行われた「ミズノドリームカップ」で優勝を果たし、今大会への出場権を手にした韓国の16歳アマチュア、チャン・テヒョンが日韓通じて初のプロトーナメント参戦で3アンダーの15位タイと好スタートを決めた。
こちらも海外勢!トップスタートのヘンドリーが取り入れるのは石川遼もやっていた…?
 今季男子ではツアー2戦目の「中日クラウンズ」でI.J.ジャンが優勝。今大会も金亨成(キム・ヒョンソン)が3位スタート、女子ではイ・ボミの活躍など日本のツアーで存在感を強めている韓国勢。同国は国家を挙げて強いゴルファーを育成しているが、チャンもそのルートで世界を目指す一人だ。
 183センチ84キロの体から放たれる300ヤードドライブに、初のプロトーナメントでも「すぐに空気になじんでいけた」という強心臓。服の上からでもわかるガッチリとした肉体は、ゴルフ・パフォーマンスの向上のために設立されたTPI(タイトリストパフォーマンス研究所)のゴルフフィットネスプログラムにより作り上げられている。
 効率的に組まれたラウンドと、練習と、トレーニングの英才教育で能力を向上させる日々。しかし、そのポテンシャルをもってしても、韓国では代表チームのトップ5に入れないサブメンバー。代表での試合は5人の選抜に怪我などで欠員が出た際に出場できるのみだというから韓国ジュニアの層の厚さには驚かされる。
 チャンはハムピョン高校に通う高校生という一面もあるが、同級生達が当たり前のように持っている携帯電話も持っていない。テレビもあまり見ることがなくゴルフに没頭しているため、同年代のゴルファー達があこがれるローリー・マキロイ(北アイルランド)といったトッププロも「あまりよくわからない(笑)」。
 今大会に出場している母国のメジャー覇者Y.E.ヤンについても「…(首を振って苦笑い)。あ、でもリョウ・イシカワは名前だけは知っている」。教育方針か本人の意思かは不明だが、情報がほぼ遮断された状態でゴルフに没頭する環境。韓国勢の強さの秘密を16歳に見た思いがした。
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