今まであんなに優しかった彼が豹変し、言葉の暴力を……。機嫌がよいといつもの優しい彼に戻るのに……。相手が怒る度に心がボロボロになっているのなら、それは完璧なモラルハラスメントの被害者といっていいでしょう。最近注目を集めるようになった“モラルハラスメント”。実はモラハラ被害者なのに、自分自身がそうだとは気がつかない人が意外と多いのも特徴です。そこで今回はモラルハラスメントをする人の特徴2つをご紹介します。

モラルハラスメントとは

モラルハラスメント(moral harassment)を直訳すると「精神的な嫌がらせ」あるいは「精神的暴力」のことをさしています。人を人として扱わず、人格を否定するような言葉や態度をとる人がモラハラに値します。特に職場では、このモラハラによる被害が深刻化しており、肉体的・精神的な傷を負わせてその人間が辞めざるをえない状況に追い込む人が増えてきているというのです。厄介なのはモラハラがある日突然始まることが多いということ。それまで優しかった相手であるだけに、相手ではなく自分を責めてしまい、被害者は困惑し、心身のバランスを崩してしまう人が多いようです。

モラハラする人の特徴2つ

(1)何を言っても「NO」の一点張り

「今日何が食べたい? 」と夫に聞いたとしましょう。夫は「なんでもいい」と答えたので、妻は夫の好物を選んで夕食にだします。しかし夫は「こんなものは食べたくなかった」「お前はクズか?」「まずい」と妻を罵るような発言を続けます。妻が謝罪してもモラハラ夫は「NO」をつきつけます。これは典型的なモラハラ行為です。何を提案しても「NO」といわれるようになったら、この人モラハラかも?と疑った方がいいかもしれません。

(2)嘘をつく

モラハラする人の特徴として周囲にどうでも良いウソをつく傾向があります。「うちの妻はどうしようもない、家事もしないし寝てばかり」「浪費がひどい」など、相手の評価が下がるような、しかも真実とは違うことを面白おかしくぶちまけたりするのです。モラハラする人は外では“いい人”を演じるため、周囲からはモラハラをしている人にはみえません。むしろこれでは妻のほうが悪い人に見えてしまいます。そのため被害者は、周囲に相談したくてもできない状況になってしまうのです。

いかがですか?自分がモラルハラスメントをしている場合もあれば、被害を受けていることに気づくケースもあるでしょう。どちらにせよ、モラルハラスメントを解決していくためには、一度しっかり話し合いを設けるか、加害者本人と適度な距離を置くことが重要です。モラハラする人の「言葉」や「行為」を100%受け止めていては、体がもたなくなってしまいます。状況を改善するためにも、まずは、被害を受けないように距離を置くことから始めてみましょう。もちろん加害者にならないように、自分の言動も慎みましょう。


writer:山口 恵理香